福島第一原発から14km地点・福島県浪江町にある「希望の牧場・ふくしま」。
ここは原発事故が起こるまで、肉牛を生産する平和な牧場でしたが、2011年3月の事故以降、その存在は大きく変わりました。
被曝した牛の殺処分を求める国に対し、牧場の代表・吉沢正巳さんはそれに抗い続け、事故から4年となる今も300頭を超える牛を活かし続けています。
今の牧場は、命の意味、被曝が身体に及ぼす影響、そして原発そのものを考える象徴的な場所として、存在し続けているのです。
吉沢さんが東京・渋谷で原発の危険性や命の大切さを説く街頭演説も、昨年末で100回を超えました。
その演説は、4年前と何ら変わっていません。
私たちはこの事故から何の教訓を得たのか。
吉沢さんが訴えること、そして牧場をサポートする人々が伝える「絶望と希望」とは何なのか。詳しく伺います。