書考空間


大過剰 ヒト・モノ・カネ・エネルギーが世界を飲み込む
中島 厚志 (著)
税込価格:1,944円
出版社: 日本経済新聞出版社
ISBN:978-4-532-35724-5

本を購入


先進国に押し寄せる労働者。中国が「世界の工場」になったことによる、世界に氾濫するようになった大量の安いモノ。リーマン・ショックを機に増えたマネー。そして、原油安に見るエネルギーの過剰。
あらゆるものが過剰供給に転じた世界経済はどこへ向かうのかを展望する本書。
ヒト・モノ・カネ・エネルギーの過剰時代。それによる小さな歪みは見えてくるものの、果たしてそれで世界経済はうまくいっているのかが気になるところです。著者は過剰時代によって、先進国と新興国・途上国との間の不均衡、偏りが生じていると言います。
2000年以降の世界経済は、いくつかの好条件に支えられ新興国・途上国の時代に。
ところが、アメリカのバブルが崩壊し、中国経済の成長が鈍化し世界経済が低調になると、先進国は新興国に経済のパイをこれ以上奪われまいと、トランプ政権がやっているように新興国からの輸入増や移民増を警戒しはじめます。
供給が過剰になるということは、少ないパイを奪い合うということ。そんな世界経済の中で、今後何が起こっていくのかを知るためにも読んでおきたい一冊。

スタッフ・坂本
(2017/5/1 UPDATE)

MESSAGE ★ 番組へのメッセージはこちらから ★ 皆さまからのご意見お待ちしております


ページの先頭へ