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百年の女 『婦人公論』が見た大正、昭和、平成
酒井順子 (著)
税込価格:2,160円
出版社:中央公論新社
ISBN:978-4-12-005092-3


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大正5年に創刊され、平成28年に創刊100周年を迎えた、『婦人公論』。
本書は、この雑誌の大正5年からのバックナンバー1400冊余りをめくった著者が、その歴史をひもとくことによって、日本の女性たちがどのように生きてきたかを振り返るものです。
大正に巻き起こった「心中ブーム」。昭和20年代〜30年代にかけて起きた「男性飼育」と「恐妻」の流行。明らかな不幸は減ったけれど幸福の形がゆらいだ昭和40年〜63年。そして、「女の時代バブル」が到来した平成。
こうした歴史を振り返ることで著者が実感したのが、戦争前まで雑に扱っても文句を言わない生き物とされてきた女性が「丁寧に扱われるようになった」ということ。
また、その結果としての女性の長寿化は「いつまでも若くあらねば」という新たな悩みを招いたと指摘します。
時代によって悩みは変わり、いつの時代も悩みは尽きることがないことを痛感する一冊です。

(スタッフH)
(2018/7/4 UPDATE)

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