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番組スタッフ
ライトノベルの表紙に関する、あるツイッターユーザーのツイートが議論を呼んでいます。

こちらがそのツイート。
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きょう書店で娘が心底嫌そうな顔で「お父さん、これ気持ち悪い…」と指さした光景。
自分の属する性別の体が性的に異様に誇張されて描かれ、ひたすら性的消費の道具として扱われる気持ち悪さは想像できるし、それを子供の眼前に公然と並べる抑圧はほとんど暴力だよなと改めて思う。
<シュナムル @chounamoul>
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ツイートには、胸が大きくデフォルメして描かれた女性などが表紙になったライトノベルの写真が貼り付けられています。

このツイートが賛否両論を呼んでいて、今回、議論になっているのが「ゾーニング」について。
今回の議論においては、“売る場所を分けること”を意味する言葉のようなのですが、これについてイラストレーターの汐街コナさんは、「適切なゾーニングが自衛につながる」としています。
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オタエロ(特に未成年女性・女児を性愛対象にしたように見えるもの)は、世間の理解はまず得られないと思われます。
従って世間と戦う状況になれば負けます。
特に「児童ポルノに二次元も含む」とされたら最悪です。(今までにされそうになったことが何度かあります)
そのためには、グレーくらいの段階から、適切にゾーニングして、「ちゃんと管理していることをアピール」するとともに、極力「子供を含む一般人の目に触れさせない」が自衛につながると思います。
真っ黒になってから、外部から指摘される事態まで待つのは危険に思います。
<「note」2018/9/14>
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一方で、私の目に留まった「よしき」さんのブログ記事では、このように指摘。
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実際には、明確に問題を規定しないまま形だけのゾーニングを行うことは問題を解決できず先送りするだけであり、先送りのあとはより悪影響が出る。
(略)
ゾーニングは一時的な休戦条約とか相互不可侵条約でしかなく、問題を解決しない。次の戦争の準備期間を用意するだけ。
<「この夜が明けるまであと百万の祈り」2018/9/16>
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ただ、「ゾーニング」の線引きが意見を述べる人によって多少のズレがあるため、議論はまとまらず、平行線をたどっています。

こうした議論を踏まえ、私が語ることができるのは、自分にとって身近な書店におけるゾーニング。
つまり、性的なイラストが描かれたライトノベルを、他の本と売り場を分けるべきか否か。

私は「できれば分けてほしくない」と考えていて、その判断の参考にしたのが、こちらのまとめです。

【ゾーニング】本屋でエロ関係をカーテンで仕切っていたら、とある客が『あそこに入ると変な目で見られるのが恥ずかしいから仕切るのをやめて欲しい』とクレームをつけた結果(togetter)

ツイッターユーザーの「かん・とおる」さんのツイートをまとめたもので、かんさんの指摘が興味深いのです。
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ゾーニングの話で思い出した。昔、仕事を手伝っていた古本屋では、エロ関係はカーテンで仕切られた一角に置かれていたが、ある客が「カーテンに入ると、『あの人、エロ?』みたいな目で見られるのが恥ずかしいから、カーテンで仕切るのやめろ」とクレームをつけてきた。

店長は、カーテンの撤去を決めた。カーテンだけでなく、エロ関係のコーナー全体が無くなった。店長曰く、「子供もくる店だから、しゃあないわな」と。

ゾーニングを拒否したおかげで、全体が消える、ということになったわけだ。
<かん・とおる @Cantor0627>
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正直なところ、ライトノベルが性的な表紙にしなければ売れないのか、性的な表紙の方が売り上げが伸びるのか、ライトノベルの表紙に性的なものが目立っている背景はよく分かりません。
ただ、このままだと、「ライトノベル=性的な表紙」とレッテルを貼られ、売り場を分ける方向へと進むのは目に見えています。
そうなると、一旦はライトノベルコーナーができ、その後、コーナー自体がなくなり、ライトノベル市場自体も縮小という事態になりかねません。

こうした事態を防ぐためにはどうすればよいのかといえば、表紙は書店に溶け込むようにすること。
たとえば、週刊誌。
「週刊ポスト」「週刊現代」などの週刊誌は中身には性的な要素が入っていますが、それは表紙のビジュアルからは読み取れません。もちろん、見出しを読めば分かるのですが、文字ばかりがたくさん並んでいるので、硬派な雑誌に見えるのです。

ライトノベルもこれにならい、中身の性的要素は変えず、表紙を硬派にする。これが今できる最善の策なのではないでしょうか。

(スタッフH)
(2018/9/18 UPDATE)

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