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まんがアフリカ少年が日本で育った結果
星野 ルネ (著)
税込価格:1,080円
出版社:毎日新聞出版
ISBN:978-4-620-32536-1


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アフリカのカメルーン生まれで、3歳のとき、母の結婚をきっかけに来日。それ以降は兵庫県姫路市で育ったという経歴の持ち主。
肌の色は黒く、見た目は日本人には見えないのですが、日本語はペラペラ。
本書は、こうした生い立ちの著者が、日本で育つ過程で経験したことや、それに伴う違和感を漫画という形式で綴ったものです。
たとえば、著者が「人生で最も嫌いな節目」と言うほど苦手なのが「入学式」。
その理由をこう綴ります。
「新しい環境に入ると黒人を初めて見る好奇心が爆発した生徒たちの好奇の目にさらされることになる そして色々ささやかれる 目立ちたくない…」
日本にも外国人が増えてきたとはいえ、学校などのクラス単位で考えると、圧倒的な少数派。それゆえに好奇の目にさらされた自らの経験から、生き残る術を身につけていったといいます。
「少数派の者は(略)色々な方法で攻撃から自分を守る 道化になってみんなを笑わせたり できるだけ存在を隠したり 反撃したり 攻撃される前に攻撃したり」
日本人は外国人をどう見て、どう接しているのか。その現実を笑いを交えながら、浮き彫りにした一冊です。

(スタッフH)
(2018/9/19 UPDATE)

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