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真実について
ハリー・G・フランクファート (著),山形浩生 (訳)
税込価格:1,512円
出版社:亜紀書房
ISBN:978-4-7505-1551-9


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アメリカやドイツでは明らかにウソと分かるような“陰謀論”が広がり、その陰謀論を発信する団体の規模が拡大しているといいます。
「ポスト真実」が話題になったのは2016年。それから2年が経ちますが、「ポスト真実」の潮流は収まるどころか、逆に強まっているように見えます。
こんな時代だからなのか、帯に「そもそも、なぜ『真実』は大切なの?」と書かれた本書に手が伸びました。
本書の中でとくに興味深く分かりやすいのが、訳者による解説。
「真実や事実は、明らかに軽視されつつある。(略)事実や真実を見つけ出し、理解するのはとてもむずかしく手間のかかることだった。その困難を乗り越えて、人々はこれまで真実や事実を見極め、積み重ねてきたのだ。それを止めてはいけない」
ウソが真実より力を持ちつつある今、「真実」とは何なのかをじっくり考えるために読んでおきたい一冊です。

(スタッフH)
(2018/9/20 UPDATE)

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