重機を使わず、人力で運搬可能…!? 環境にやさしい素材＆施工法を開発した「ラスコジャパン」取り組み、ニューノーマルな働き方とは？
2022/06/20
TOKYO FMの生ワイド番組「THE TRAD」（毎週月曜〜木曜15:00〜16:50）。月曜・火曜の放送は、稲垣吾郎（店長・パーソナリティ）と、吉田明世（専属店員・アシスタント）が本質的で流行に左右されない上質な音楽と趣味の話題をお届けします。
ニューノーマルに対応する中小企業を応援するコーナー「LINE WORKS Presents THEお仕事ラッド」では、レポーター・安藤咲良が東京近郊の中小企業を訪問。新しい働き方など“会社のニューノーマル”に関するエピソードを生中継で紹介します。
6月20日（月）放送のゲストは、環境にやさしい簡易基礎工法によるウッドデッキや、人道橋などの屋外施設を手がける「株式会社ラスコジャパン」土井さん。環境に配慮した同社の技術や、ニューノーマルな働き方について伺いました。
株式会社ラスコジャパン・土井さん、レポーター・安藤咲良
◆環境への配慮、自然循環型の素材を使用
安藤：今日は、ウッドデッキや遊歩道などの景観施設を手掛けている「株式会社ラスコジャパン」に来ています。世界自然遺産・小笠原諸島のデッキ階段や、尾瀬や日光国立公園にある木道の一部は、「ラスコジャパン」の技術が使われています。隣には土井さんがいらっしゃいます。
稲垣：土井さん、こんにちは！ 大自然のなかに遊歩道や木道を造るのは、自然保護の観点から大変な技術が必要そうですね。
土井：そうですね。工事をすると、その場所だけでなく、周りの自然も傷つけてしまう恐れがあります。そこでラスコジャパンでは、少しでも自然環境に影響が出ないように、自然や環境に優しい施工法を多く開発しました。弊社では、それらを総じて「エコロジーファウンデーション」（環境にやさしい簡易基礎工法）と呼んでいます。
安藤：「エコロジーファウンデーション」には、どのような施工法があるのですか？
土井：代表的なものですと、遊歩道や展望デッキを設置する際に使える「ピンファウンデーション工法」があります。
通常、工事には重機や素材を運ぶためにトラクターなどを使うのですが、独自開発した材料は軽量なので人力で運搬が可能となっています。柱を固定するための掘削はスコップ、固定はハンディタイプの電気工具のみで可能です。また、施工が簡単なので、通常に比べて工事期間が短いという特徴があります。
重機やトラクターを使わず、地面の大きな掘削もないので工事周辺の自然を傷つけることも少なく、工期が短いので環境負担も最小限に抑えることができます。
安藤：さらに、これまで難しいと言われていた急な斜面や軟弱な地盤でも施工することができるということで、湿地や干潟などを有する、三浦半島にある「小網代の森(こあじろのもり)」の遊歩道にも、この技術が使われているそうです。環境配慮は、それだけではないんですよね？
土井：はい。施工素材に、資源循環型の素材「doozer wood（ドゥーザーウッド）」を使用する特徴があります。ドゥーザーウッドは、廃棄された木材を粉砕して再生プラスチックと混ぜ合わせた再生木材です。本物の木材よりも耐久性があるので、メンテナンス工事も少なくて済み、自然にも維持管理する方々にも優しい素材です。
安藤：SDGsが叫ばれている現代において最適な素材ですね！ ラスコジャパンではニューノーマルな働き方を導入しているそうですね？
土井：はい。それぞれの働き方に合ったテレワークやフレックス制度に加えて、年に2回、「施工した景観施設の写真コンテスト」をおこなっています。
実際に現地を訪れることで景観全体で施工物を確認でき、写真を通して共有しています。それらの情報は、すべて今後の仕事のアイデアとしても役立っています。
安藤：土井さん、ありがとうございました！ 自然や景観を大切にしながら景観施設を手がけている「株式会社ラスコジャパン」では現在、新穂高ロープウェイ山頂（岐阜県高山市）に、槍ヶ岳の眺望を楽しめるデッキを整備しているそうです。オープンは10月予定です。楽しみです！
◆あなたの会社の“ユニークな働き方”を教えてください！
このコーナー「LINE WORKS Presents THE お仕事ラッド」では、番組で企業やお店をアピールしたいというリスナーを募集しています。会社の雰囲気や、販売している商品・サービスなど、アピールポイントとともに番組特設サイトからお送りください。ご応募いただいた方のなかから抽選で、レポーターの安藤咲良が会社訪問をいたします！
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6月20日（月）放送のゲストは、環境にやさしい簡易基礎工法によるウッドデッキや、人道橋などの屋外施設を手がける「株式会社ラスコジャパン」土井さん。環境に配慮した同社の技術や、ニューノーマルな働き方について伺いました。
株式会社ラスコジャパン・土井さん、レポーター・安藤咲良
◆環境への配慮、自然循環型の素材を使用
安藤：今日は、ウッドデッキや遊歩道などの景観施設を手掛けている「株式会社ラスコジャパン」に来ています。世界自然遺産・小笠原諸島のデッキ階段や、尾瀬や日光国立公園にある木道の一部は、「ラスコジャパン」の技術が使われています。隣には土井さんがいらっしゃいます。
稲垣：土井さん、こんにちは！ 大自然のなかに遊歩道や木道を造るのは、自然保護の観点から大変な技術が必要そうですね。
土井：そうですね。工事をすると、その場所だけでなく、周りの自然も傷つけてしまう恐れがあります。そこでラスコジャパンでは、少しでも自然環境に影響が出ないように、自然や環境に優しい施工法を多く開発しました。弊社では、それらを総じて「エコロジーファウンデーション」（環境にやさしい簡易基礎工法）と呼んでいます。
安藤：「エコロジーファウンデーション」には、どのような施工法があるのですか？
土井：代表的なものですと、遊歩道や展望デッキを設置する際に使える「ピンファウンデーション工法」があります。
通常、工事には重機や素材を運ぶためにトラクターなどを使うのですが、独自開発した材料は軽量なので人力で運搬が可能となっています。柱を固定するための掘削はスコップ、固定はハンディタイプの電気工具のみで可能です。また、施工が簡単なので、通常に比べて工事期間が短いという特徴があります。
重機やトラクターを使わず、地面の大きな掘削もないので工事周辺の自然を傷つけることも少なく、工期が短いので環境負担も最小限に抑えることができます。
安藤：さらに、これまで難しいと言われていた急な斜面や軟弱な地盤でも施工することができるということで、湿地や干潟などを有する、三浦半島にある「小網代の森(こあじろのもり)」の遊歩道にも、この技術が使われているそうです。環境配慮は、それだけではないんですよね？
土井：はい。施工素材に、資源循環型の素材「doozer wood（ドゥーザーウッド）」を使用する特徴があります。ドゥーザーウッドは、廃棄された木材を粉砕して再生プラスチックと混ぜ合わせた再生木材です。本物の木材よりも耐久性があるので、メンテナンス工事も少なくて済み、自然にも維持管理する方々にも優しい素材です。
安藤：SDGsが叫ばれている現代において最適な素材ですね！ ラスコジャパンではニューノーマルな働き方を導入しているそうですね？
土井：はい。それぞれの働き方に合ったテレワークやフレックス制度に加えて、年に2回、「施工した景観施設の写真コンテスト」をおこなっています。
実際に現地を訪れることで景観全体で施工物を確認でき、写真を通して共有しています。それらの情報は、すべて今後の仕事のアイデアとしても役立っています。
安藤：土井さん、ありがとうございました！ 自然や景観を大切にしながら景観施設を手がけている「株式会社ラスコジャパン」では現在、新穂高ロープウェイ山頂（岐阜県高山市）に、槍ヶ岳の眺望を楽しめるデッキを整備しているそうです。オープンは10月予定です。楽しみです！
◆あなたの会社の“ユニークな働き方”を教えてください！
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◆あなたの会社の“ユニークな働き方”を教えてください！
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