Reportレポート

離婚後も子育てに関われるように…子どもを優先した争わない離婚協議をサポートする「りむすび」の「話し合い離婚サポート」とは?

DATE2023/02/06
TOKYO FMのラジオ番組「THE TRAD」(毎週月曜〜木曜15:00〜16:50)。月曜・火曜の放送は、稲垣吾郎(店長・パーソナリティ)と、吉田明世(専属店員・アシスタント)が本質的で流行に左右されない上質な音楽と趣味の話題をお届けします。

ニューノーマルに対応する中小企業を応援するコーナー「LINE WORKS Presents THEお仕事ラッド」では、レポーター・安藤咲良が東京近郊の中小企業を訪問。新しい働き方など“会社のニューノーマル”に関するエピソードを生中継で紹介します。

2月6日(月)放送のゲストは、一般社団法人「りむすび」代表・しばはし聡子さんです。今回は、離婚をしても両親で子育てをする「共同養育実践」に向けたサポート内容や、デジタルを活用した離婚協議などについて伺いました。

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(左から)しばはし聡子さん、安藤咲良

◆子どもを優先した“争わない離婚協議”をサポート

安藤:今回は、子どものいるご家庭の離婚に伴うさまざまなサポートをおこなっている一般社団法人「りむすび」を紹介します。隣には、代表の「しばはし」さんにお越しいただいています。
ちなみに離婚後、子どもと一緒に住んでいない親が、子どもに会える割合は3割なんだそうです。ちょっと少ないですよね。

稲垣:そうですね。お話を伺ってみましょう。しばはしさん、こんにちは! 子どもが両親どちらに会いたくても、離婚後、7割の親子は交流できていないということでしょうか?

しばはし:そうなんです。日本では離婚後、片方の親が子どもの養育の権利義務を持つ「単独親権」という法制度です。それゆえに、夫婦の感情のもつれで「子どもに会わせない」ということが多くあるのが現状です。

ただ、離婚しても親であることは変わらないので、離婚後も親同士として子育てに関わっていけるように、「りむすび」では争わない離婚協議をサポートしています。

安藤:それが、「りむすび」の「話し合い離婚サポート」ですね。詳しく教えていただけますか?

しばはし:まず、離婚は大きく分けて「本人同士での協議」、そして裁判所での「調停」や「裁判」といった3つの方法があります。調停や裁判は、時間や弁護士をつけると費用がかかりがちです。

また、本人同士で話し合う協議離婚の場合、条件が合わなかったり、条件を何も決めずに離婚をしてしまった……ということも散見されます。「話し合い離婚サポート」は、正式には「ADR(裁判外紛争解決手続)」(※)といって、第三者の専門家が間に入って話し合って解決する方法です。「りむすび」では、弁護士とカウンセラーが間に入って、子どもを優先した離婚協議をサポートしています。

(※)「ADR(裁判外紛争解決手続)」……裁判によることもなく、法的なトラブルを解決する方法・手段など一般を総称する言葉。「りむすび」は法務省のADR認証機関。

安藤:「りむすび」の「話し合い離婚サポート」では、離婚条件を決める前のカウンセリングに重点を置いているそうですね。

しばはし:はい。カウンセリングを通して、離婚理由をお互いにきちんと認識して、自身と相手の気持ちに向き合って夫婦のわだかまりを解消した後に、条件を決めるとスムーズに話し合いができるようになります。

争うのではなく、親同士になるために歩み寄ることで、建設的な話し合いがしやすくなり、結果として離婚後、円滑に子育てに関わりやすくなります。

◆離婚協議にビデオ会議ツールを有効活用

安藤:丁寧なカウンセリングによって、感情的になりにくくなりそうですね。
そんな「りむすび」の「話し合い離婚サポート」は、ビデオ会議ツールを使って受けることが可能だそうですね。

しばはし:はい。カウンセリングはもちろん、離婚協議もビデオ会議ツールでおこなえます。家庭裁判所の調停は平日の日中に限られているのですが、「ADR」は平日の夜、休日も可能なので、共働きの夫婦や小さいお子さんを抱えて外出が難しい方も利用しやすいのが特徴です。
 
安藤:デジタルを活用して、離婚協議の負担を軽減しているんですね。「話し合い離婚サポート」を利用すると、離婚後も元夫婦が、親同士として子育てしやすくなるそうですね。なかには、「離婚相手と顔を合わせたくない」「子どもと2人きりで会わせるのが不安」という方もいらっしゃるようですね。

しばはし:離婚理由はご家庭によってさまざまですので、「りむすび」では「面会交流サポート」を実施しています。両親が顔を合わせなくても、我々がお子さんをお預かりして、離れて暮らす親御さんのところにお連れしたり付き添ったりして、親子が会えるようにサポートしています。

離婚家庭の子どもが両親と関わり続けることで、しっかり愛情を感じられるような社会にしていきたいです。
 
稲垣:お子さんの気持ちも大切にしていきたいですよね。

安藤:しばはしさん、ありがとうございました!


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