Reportレポート

選手育成・強化だけじゃない! 競技を通した“教育プログラム”も実施する「日本ブラインドサッカー協会」の活動、ニューノーマルな取り組みとは?

DATE2023/03/06
TOKYO FMのラジオ番組「THE TRAD」(毎週月曜〜木曜15:00〜16:50)。月曜・火曜の放送は、稲垣吾郎(店長・パーソナリティ)と、吉田明世(専属店員・アシスタント)が本質的で流行に左右されない上質な音楽と趣味の話題をお届けします。

ニューノーマルに対応する中小企業を応援するコーナー「LINE WORKS Presents THEお仕事ラッド」では、レポーター・安藤咲良が東京近郊の中小企業を訪問。新しい働き方など“会社のニューノーマル”に関するエピソードを生中継で紹介します。

3月6日(月)放送のゲストは、NPO法人「日本ブラインドサッカー協会」事業推進部 D&Iグループの瀧村翔太さんです。同協会が取り組むさまざまな活動について伺いました。

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レポーターの安藤咲良、NPO法人「日本ブラインドサッカー協会」瀧村翔太さん

◆「ブラインドサッカー」ってどんなスポーツ?

安藤:今回は、東京・新宿にあるNPO法人「日本ブラインドサッカー協会」のオフィスに来ています。こちらでは、ブラインドサッカーの普及や視覚障がいの理解を深めるための、さまざまなプログラムをおこなっています。隣には、瀧村さんにお越しいただいています。

稲垣:瀧村さん、こんにちは! ブラインドサッカーは僕も経験したことがあるのですが、パラリンピックの正式種目ですよね。改めて、ブラインドサッカーについて教えていただけますか?

瀧村:ブラインドサッカーは、主に視覚に障がいを持つ方がプレーするサッカーです。アイマスクをした4人のフィールドプレーヤーと、晴眼者もしくは弱視者のゴールキーパーの計5人でおこなう5人制サッカーです。

音の鳴るボールを使い、ゴールキーパーが指示を出し、相手ゴールの後ろには、ゴールの位置や距離など伝えるガイドスタッフがいるスポーツです。コートはフットサルとほぼ同じサイズ(40m×20m)で実施しています。両サイドのラインには高さ約1mのフェンスがあり、(選手たちは)ピッチ内でお互いに声を出してコミュニケーションを取りながらおこないます。

安藤:ボールの音や仲間の声を信じてプレーをしているんですね。「東京2020パラリンピック」では、男子日本代表が第5位という成績を収めています。

瀧村:現在は、2024年にパリでおこなわれるパラリンピックの出場権の獲得を目指しています。今年8月に開催される「世界選手権」で、出場権を獲得していない国のなかで上位3ヵ国に入れば出場権を獲得できます。日本ブラインドサッカー協会は、競技団体として選手の育成や強化に携わっています。

◆競技を通したさまざまな教育プログラムを実施!

安藤:他にも競技の普及、そして、ブラインドサッカーを通した教育プログラムもおこなっていますよね。

瀧村:はい。小学生〜高校生までを対象としたダイバーシティ教育プログラム「スポ育」を実施しています。これは、(視覚を遮断しておこなう)ブラインドサッカー体験を通して、障がい者への理解促進や思いやりの心を高め、コミュニケーションを学べるようなプログラムとなっています。

安藤:私も実際にブラインドサッカーを体験してみたのですが、ボールがどこにあるのか、音や声を集中して聞き分けるので、体だけでなくかなり頭を使いました。親密にコミュニケーションを取りながらプレーするので、伝える力も身につきそうです。コロナ禍での授業は、どのようにおこなっていましたか?

瀧村:ビデオ会議ツールを使ったオンライン授業をスタートしました。オンラインではブラインドサッカーができない代わりに、ブラインドお絵描きや体操など、さまざまなことを実施しました。対面では講師が出向くのですが、オンライン授業では(講師の)移動費や日程確保のため遠方授業が難しいなどの問題がクリアになり、全国で実施できています。

安藤:さらに、オンライン授業は子どもたちにとっても良い側面があったそうですね。

瀧村:人数制限なく実施できるので、たくさんの意見を共有できる場となり、子どもたちが、授業中に話し合う機会が数多く生まれました。対面、オンライン共に授業料は無料となっています。

安藤:大人向けのプログラムもありますか?

瀧村:ブラインドサッカーを通した、体験型チームビルディング研修プログラム「OFF T!ME Biz(オフタイム ビズ)」があります。アイマスクを着用して見えない状態でおこない、信頼関係やそれぞれの役割、目標設定の重要性などを伝えています。

実施した企業からは、「アイマスクを着用しておこなうことで、よりコミュニケーションの重要さを学ぶことができた」といった声もあり、好評をいただいております。プログラムの詳細は、ぜひ日本ブラインドサッカー協会の公式サイトをチェックしてみてください。


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