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サラリーマンに読んでほしい この夏の3冊(2011/7/21)

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木曜日は「カルチャー」。


夏休みは、家で面白い本を読みたいと思っている方、多いのでは?
今日は、本のソムリエ・清水克衛さんに選んでいただいた、
『サラリーマンに読んでほしい この夏の3冊』です。


第3位『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』喜多川泰 サンマーク出版

17歳の高校生“僕”は、不運が重なり、所持金3400円で東京から熊本の家へ帰る羽目に。
その旅の途中で出会う、様々な大人と彼らから語られる珠玉の言葉。
少年のひと夏の成長の物語。


清水克衛さんコメント:
「高校生ぐらいの若い子が読んでも、高校生を助ける大人が沢山登場してくるんですけど、我々大人も、
若い子にどんな言葉をかけてあげたらいいのかなとか、読んだら非常に冒険がしたくなるような本です。」


第2位『自炊男子』佐藤剛史 現代書林

テキトーで平凡な大学生活を送る大学1年生の“僕”。
食を大切にする彼女にカッコをつけるため、自炊生活をスタート。
気がつけば、「食」を通して成長して、「平凡な毎日」が「輝く毎日」に変わり始めていた……。


清水克衛さんコメント:
「これを読むと、料理がしたくなるんですね。料理というのは、非常に人を成長させるんですね。
誰かを喜ばせようという気持ちで、料理を作るんですね。
震災以降、何をしていいか分からない人は、料理なんかしてみると、自分がどうやったら
誰かの役に立ったり、喜んで貰えるんだろうということが、よーく分かる本になっています。」


第1位『人生逆戻りツアー』泉ウタマロ プレジデント社

64歳の生涯を終えた主人公は、天国で3人の守護天使と再会。
たった今、終えたばかりの人生逆戻しで振り返る旅に出ることに。
そして、再び自分の生涯を体験するうちに、地上での人生と、
死語の人生がどのように機能し合っているのかを思い出していく。


清水克衛さんコメント:
「これも非常に楽しい小説なんですけど。人生を変えるワンシーンがあるんですけど、
そこが非常に、読んだ方が“なるほどな”って、こういう選択というか、こういう生き方をすれば、
そんな嫌々な人生を送らずに済んだんだ、ということがすごくよく分かると思うんですね。
いま震災以降、みんな一生懸命働くのが一番大切だと思うんですよ。働くんだったら、楽しく働きたいですよね。
この本を読むと、そんなことが分かる一冊ですので、ぜひ読んで頂きたいです」


第1位の『人生逆戻りツアー』を読んだ中西哲生さんの感想は…
「詳しい内容はまだ読んでいない人のためにお話できませんが、僕が見た中で、良いなと思ったことは、
“人生に無駄なことは一つもない”“人生最悪と思える日は、実は人生最良の日”とか
いろんな言葉が出てくるんですよ。考えさせられる一冊です。」


夏の読書を楽しみましょう。