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ビギナー向けの万年筆 トップ3(2018/6/28)

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木曜日は、「カルチャー」。


皆さんが仕事で一番使う筆記具はどんなものでしょう?
ボールペン、サインペン、鉛筆などいろいろありますが、
最近は万年筆に注目が集まっているそうです。
今日は、ちょっと興味があるけど踏み出せない皆さんに
文具プランナーの福島槇子さんセレクトの
【 ビギナー向け万年筆 トップ3 】をご紹介します!



第3位『 ラミー:サファリ(4,000円) 』

福島さん:世界的に大人気のカジュアル万年筆。カラーも豊富なので、ファッション感覚で万年筆を楽しみたい人にぴったりです。


第2位『 パイロット:kakuno(1,000円) 』

福島さん:お子さんが初めて使うのにもピッタリの入門万年筆。ペン先にはかわいらしい笑顔マーク入り!


第1位『 プラチナ万年筆:preppy(300円) 』

福島さん:安価ですが本格的な書き味、累計販売数1,000万本を超える、世界一売れている万年筆です。



今日はスタジオに、文具プランナーの福島槇子さんをお迎えして【 ビギナー向け万年筆 トップ3 】をご紹介いただきました。


中西:最近、万年筆が注目されているのはなぜなのでしょう?


福島さん:仕事でもプライベートでも、手書きで文字を書く機会が減っているいま、手書き文字の特別感が見直されています。InstagramなどのSNS上で「#手書きツイート」というハッシュタグが流行するなど、特に若い女性の間で手書き文字の魅力を再認識する動きがあります。その中で、普通のペンよりも表情のある文字が書ける万年筆に人気が集まっています。


中西:福島さんが感じる万年筆の魅力は?


福島さん:線の強弱やインクの濃淡がはっきりと出た、美しくて味のある文字が書けることではないでしょうか。ボールペンよりも文字にその人の個性が出るので、気持ちを伝えたいときにもぴったりです。
また、インクの種類が豊富で好きな色のインクを使えるのも楽しみのひとつ。色を調合してオリジナルのインクが作れるキットやサービスもあります。あとは「万年筆を育てる」と言いますが、ボールペンと違い、使い込んでいくとペンが自分に馴染んでくるのも魅力です。


中西:売れ筋の傾向としては、どういうものがありますか?


福島さん:やはり、安価で手に入れやすい価格帯のものが売れ筋で、中でも「カクノ」は特に人気があります。2013年にカクノがビギナー用万年筆として低価格の商品を発売したことで、いまの万年筆ブームが始まったからです。万年筆に触れたことがなかった人も、1,000円のカクノであれば試したみたい…ということで、万年筆のユーザーを増やしました。
同時にブルーブラックや黒といったスタンダードな色以外のカラフルなインクが様々なメーカーから発売されるようになり、インクの色を楽しむという風潮も、女性を中心に広まっていきました。


中西:初めて、という方はどんなタイプのものを選ぶと良いでしょうか。


福島さん:万年筆にはペン先が金で出来たものと、ステンレスなどの合金で出来たものがあり、先ほどご紹介した商品はすべて、ステンレス製のペン先です。まずは安価なステンレス製から試してみるのが良いのではないでしょうか。ある程度本格的な万年筆を使いたいということであれば、プラチナ万年筆の「#3776 センチュリー」など金のペン先で、1万円クラスのものを最初はおすすめします。


中西:好みもあると思いますが、先の太さ細さはどう考えるといいでしょう?


福島さん:日本人は画数の多い漢字を書くこともあり、欧米の方々より細いペン先を好む傾向があります。人気なのはEF(極細字)やF(細字)ですね。
また、同じF(細字)でもメーカーによって太さに違いがあり、一般的に海外メーカーの万年筆の方が太めで、日本のメーカー製の方が細めです。


万年筆デビューをお考えのあなた、参考にしてくださいね!