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木下康介選手、移籍後初出場&初ゴール!(2019/2/11)

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月曜日は「スポーツ」


まずは週末に行われたスポーツの中から
番組が注目したスポーツニュースのTOP3から!



第3位【 スピードスケート・小平奈緒、女子500メートル 38連勝ならず 】

ドイツで行われた、スピードスケート世界距離別選手権。女子500メートルに出場した小平奈緒選手は、37秒20で2位。3年近く続いた、この種目での国内外での連勝記録は37で止まりました。試合後、小平選手は「勝つこともあれば負けることもあるのがスポーツ」と語っています。なお、小平選手は世界記録を持つ1,000メートルでも3位でした。


第2位【 フィギュアスケート、宇野昌磨・紀平梨花 ともに逆転優勝 】

アメリカのアナハイムで行われた、フィギュアスケート四大陸選手権。女子はショートプログラムで5位だった紀平梨花、男子ではショートプログラムで4位だった宇野昌磨がともにフリーで高得点を出し、逆転初優勝を果たしました。宇野昌磨のフリーの得点、197.36点はルール改正後の世界最高記録。16歳の紀平は、公式練習で左手薬指を亜脱臼しながらの優勝です。


第1位【 木下康介選手、シント=トロイデン移籍後初出場&初ゴール 】

今日は、こちらの話題をピックアップしました。以下、中西さんのコメントです。



こちらのチームには代表メンバーを含む日本人選手が複数名所属しているので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。ベルギーのサッカー1部リーグに所属する「シント=トロイデン」です。
先月このチームに移籍してきた木下康介選手が、土曜日の「ワースランドベベレン」との試合に、1-1の後半40分から移籍後初出場し、44分に決勝ゴールを挙げました。


木下康介選手は、1994年10月3日生まれの24歳。身長190センチ、体重85キロの大型フォワードです。
この木下選手、ここに至るまでの経歴が興味深いんです。
横浜FCのユースに在籍していた2011年、自分でイギリスのプレミアリーグ、マンチェスター・シティにビデオと履歴書を送付し、入団テストを打診しました。
すると、当時の監督ロベルト・マンチーニから直接招待状が届き、7月末から2週間の入団テストを受けます。こちら、渡航費も滞在費もクラブ負担という待遇でした。
そして1年後、2012年の10月3日。イギリスでプロ契約が可能になる18歳になったとき、マンチェスター・シティから正式に入団のオファーを受けました。ただ、マンチェスター・シティも非常にレベルの高いチームですので、武者修行に出されることになります。


2013年からの数年間はドイツのリーグに所属しましたが、ここでは活躍の場を得ることができず、2017年の1月にトライアウトを受けて、スウェーデンのクラブ・ハルムスタッズBKに入団しました。
こちらでは、2017-18シーズンは1部リーグに所属、23試合に出場し1得点。2018-19シーズンは2部リーグに所属、29試合に出場し13得点を挙げました。


そして、1月17日にハルムスタッズBKからベルギー1部のシント=トロイデンへの移籍が発表されました。


実は、木下康介選手はU-17とU-19で日本代表歴があります。「全日本ユース選手権では、2年連続で得点王を獲った、将来を嘱望された選手です。」と、シント=トロイデンのCEOも公式サイトでメッセージを発信しています。


そして、木下康介選手が入団した「シント=トロイデン」。こちらも興味深い面があります。
実は、現在の経営は日本企業で、ゲーム・動画・電子書籍・英会話・FXなどを事業とする「DMM.com」です。2017年11月にクラブを完全買収しました。また、昨年1月にはCEOに元FC東京GMの立石敬之氏が就任。日本語のウェブサイトも展開しています。
サッカーはスポーツですが、一方でビジネスの側面もあります。過去にも、日本企業や個人がヨーロッパのクラブを買収したことはありますが、長い目で見て成功はしていません。こちらは、そういった状況でもチャレンジと言えるかもしれません。


また、「シント=トロイデン」には、木下康介選手のほかに5人の日本人選手が所属しています。

 ・DF 富安健洋(日本代表)
 ・DF 小池裕太
 ・MF 関根貴大
 ・MF 鎌田大地
 ・DF/MF 遠藤航(日本代表)

なんと、チームに在籍する28人のうち6人が日本人、というこのチーム。今後も日本企業と日本人選手によるこういったチャレンジが続くと良いですね。