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20世紀最高の北米のアスリート トップ3(2016/6/6)

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月曜日は「スポーツ」


今日はアメリカのスポーツメディア「ESPN」による
『20世紀最高の北米のアスリート トップ3』をご紹介!



第3位【 モハメド・アリ 】

第2位【 ベーブ・ルース 】

第1位【 マイケル・ジョーダン 】


アメリカの現地時間6月3日に74年の生涯を終えた、ボクシングの元ヘビー級王者、モハメド・アリがランクインしました。今日は「ボクシング・マガジン」元編集長でボクシング・ライターの原功さんにお話を伺いました。


中西さん:まず今回の訃報を聞いて、原さんはどんなことを思われましたか?


原さん:まず、悲しかったですね。長いこと闘病を続けていたのは知っていましたから、いよいよXデーが来てしまったか…という感じでしたね。

中西さん:モハメド・アリを評して「蝶のように舞い、蜂のように刺す」という言葉がありますが、実際どのようなボクサーだったのでしょう?


原さん:ヘビー級というと身体が大きくて、パワーで押し込む選手がほとんどだったんですけれど、そのヘビー級にスピードと芸術性を持ち込んだ選手ですね。ヘビー級の選手はだいたいベタ足でどっしりと構え、力比べといった選手が多いのですが、アリの場合は足を使って、しかもその足さばきが綺麗だったんですよね。そして「ワン・ツー」アリの場合はほとんどワン・ツーで勝負を決めていましたから。

中西さん:試合前に相手を挑発する手法を本格的に始めたのも、モハメド・アリと言われます。例えばどんなことをしていたんですか?


原さん:試合前だと「お前は薄鈍のクマだ、俺のスピードにはついて来られない」といった風に挑発するんですね。さらに試合中も「お前のパンチはそんなものか。もっと強く打ってみろ!」いう挑発もしていました。これは厳密に言うと反則なんですけれどね(笑)。そういった挑発を繰り返して相手を疲れさせるんです。

中西さん:日本人にとって“モハメド・アリ”というと、1976年にアントニオ猪木さんと対戦した「異種格闘技戦」を思い起こす方も多いでしょう。原さんはこの試合ご覧になりましたか?


原さん:私はたしか、途中で抜けてどこかの電気屋さんで観たと記憶しています。この試合は正直、かみ合わせが非常に甘い試合だったな、と思いますが、この試合の前後、アリはフィリピンやマレーシアなどでも試合を行っているんですね。それを考えると、日本ではボクシングではなかったのですが、アジアを含め世界にいろんなことを発信するためのひとつの手段だったのではないかな、という風にも思っています。

ボクシングだけでなく人種差別や病などとも戦い続けたモハメド・アリ。ご冥福を心からお祈りいたします。
今日は「20世紀最高の北米のアスリート トップ3」をご紹介しました。