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快進撃『シン・ゴジラ』速水健朗が注目して観たものは(2016/8/5)

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金曜日はBIGLOBEが提供するツイッター分析サービス、「ついっぷるトレンド」がまとめた「トレンドワード・ランキング」をご紹介。


8月5日までの一週間、ツイッターで多くつぶやかれた「急上昇ワード」を見ていきます。


第3位【 ナッシー 】

ポケットモンスターシリーズに登場するキャラクター、ナッシー。この冬発売予定の「ポケットモンスター サン・ムーン」の最新画像が公開され、その新しい姿が面白いと話題になっています。




第2位【 誤報 】

1日月曜日、気象庁は、東京湾を震源とするマグニチュード9の地震が起きるとする誤った緊急地震速報を発表。速報は直後に取り消されました。これは落雷による装置の誤作動が原因と考えられています。


第1位【 地震 】





今回注目するのは、7月30日の公開から注目を集めている映画『シン・ゴジラ』。速水さんはこの映画をどのように見たのでしょうか。



◆街の声

「『シン・ゴジラ』観ましたよ。あれすごいですね。いままでのゴジラよりかなり恐ろしくなってましたよね。エヴァンゲリオンの使徒かと思いましたよ。久しぶりにぞくぞくする映画を観たなという感じですね。続編ももしあるなら観たいですね、ぜひ」(男性)


「怖くて、(ゴジラが)まじで出たらヤバいなと思ってます」(女性)


「かなり期待できますね、エヴァンゲリオンの監督が作っている作品なので。仕事があるんですが、早く終わらせて観に行きたいなと思ってます。楽しみです」(男性)





◆ゴジラの映像だけじゃない!人間模様や組織に注目

速水 僕も観に行きました。観た人とまだ観てない人の熱量がだいぶ違うのですが、この映画のヤバさは観ないと分からないと思います。


街の声にもあったように、エヴァンゲリオンの庵野秀明監督が手がけています。「エヴァンゲリオンでやりたかったことはこれなんだ」と感じさせる場面もあり、とにかく強いゴジラが登場します。


政治的な要素の強い、会議室映画とも言われる今回の映画。東京湾にゴジラが現れることから始まり、そこから様々な政治家や官僚たちが対策を練っていくサスペンスが描かれています。
初期対応の失敗、危機管理の無さから映画は始まりますが、そこにはダメな政治家など紋切り型の描写はありません。これまでのゴジラシリーズを始めとする怪獣映画では、自衛隊は非常に無力なものに映りますが、今回の『シン・ゴジラ』では綿密に作戦を立てるなど、しっかりとした組織として描かれています。



◆都市論として破壊される建造物に注目

怪獣映画にはその時代ごとの新しい建築物を壊すというルールがあり、ゴジラシリーズではこれまでに都庁であったり、千葉マリンスタジアムなどを壊すシーンがありました。『シン・ゴジラ』ではどうなるのか気にして観てください。都市論として、ゴジラがどこから上陸し、何を壊して進んでいくのかを注目して観ていただければとも思います。





高橋 私はゴジラ映画を観たことは無いのですが、ゴジラ映画がアクションばかりではなく政治的な日本の弱いところが見えるということを聞いて興味が湧きました。


速水 日本人の組織論のように、個々人では優秀でがんばっている人が多いにもかかわらず、組織として一つのものをやろうとすると適切に機能しない。好きなこと、やりたいことができなくて、みんなが思っている方向と違う方向に進んでしまうということはどんな会議でもあるのではないでしょうか。




◆ツイッターには映画が気になるツイートが並ぶ