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恐竜界の「神12」決定!(2017/5/18)

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木曜日は、「カルチャー」。


5月18日は「国際博物館の日」
前後には各地の博物館で様々な行事が行われます。
福井県勝山市にある「福井県立恐竜博物館」
こちらは国内最大級の恐竜専門博物館で
“恐竜ファンの聖地”とも称されます。
その恐竜博物館が初めて行った「恐竜総選挙」の結果を発表。
恐竜界の「神12」がきまったそうです。今日はそのトップ3をご紹介!



第3位『 フクイサウルス・テトリエンシス 』4,868票

第2位『 フクイラプトル・キタダニエンシス 』5,422票

第1位『 ティラノサウルス・レックス 』11,084票


以上、福井県立恐竜博物館が行った「恐竜総選挙」のトップ3でした。
そして今日は、福井県立恐竜博物館の竹内館長にお話を伺いました。


中西:恐竜たちの「総選挙」には、来場者から5万147票もの投票があったそうですが、どうして開催したのですか?


竹内館長:実は今年の2月に標本の入れ替えを行いまして、恐竜の全身骨格標本が44体になったのをきっかけに、お客様に改めて恐竜たちをじっくりと観察していただいて、気に入った恐竜を見つけていただこう、という主旨で開催しました。


中西:さぁ、それではトップ3に選ばれた恐竜について、順に紹介していただこうと思うのですが…


竹内館長:まず第3位の「フクイサウルス・テトリエンシス」は、福井県勝山市で発掘され、2003年に新種と認定された草食恐竜です。名前は“フクイのトカゲ”という意味で、大きさは全長5〜6メートルくらいです。


中西:第2位の「フクイラプトル・キタダニエンシス」こちらも名前に“フクイ”が入っていますが、これも福井で発見された恐竜なんですか?


竹内館長:そうなんです。「フクイラプトル」は“フクイの略奪者”という意味があって、その名の通り凶暴な肉食恐竜です。こちらは2002年に新種と認定された恐竜で、福井県で発見された5種類のうち、最初に新種と認定された恐竜です。


中西:先ほどの「フクイサウルス・テトリエンシス」も「フクイラプトル・キタダニエンシス」も後ろに“エンシス”という言葉がついていますが、これはどういう意味なんですか?


竹内館長:“エンシス”というのはラテン語で「○○産」という産地を意味する言葉で、それぞれ「キタダニ」という地名と「テトリ地層群」を表しています。そこで見つかった、という意味ですね。


高橋:そして1位は恐竜の王様「ティラノサウルス・レックス」。ティラノサウルス、かっこいいですよね!


竹内館長:そうですね。これは言わずとしれた恐竜の絶対王者です。映画「ジュラシック・ワールド」の中でも大暴れしていましたね。子どもたちにも大人気の大型肉食恐竜です。大きさはだいたい10メートル以上はあるでしょうか。


中西:地元の福井新聞に「神12発表」とあったんですけれど、これはなぜ「12」なんですか??


竹内館長:この総選挙で1位から12位にランクインした恐竜に、来年の恐竜博物館のカレンダーを飾ってもらおうかと思っているんです。


中西:そういうことなんだ!僕も高橋さんも「恐竜博物館」にすごく行ってみたいんですが、こちらの見どころは?


竹内館長:一番の見どころはやはり、44体の全身骨格標本です。その他にも、恐竜たちが生きていた当時を再現したジオラマ、あるいは動く恐竜ロボットなど、地球科学全般の標本を展示しています。


皆さんも「神12」に会いに、福井県立恐竜博物館に出かけてみてはいかがでしょう。今日は福井県立恐竜博物館が行った「恐竜総選挙」のトップ3をご紹介しました。