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アカデミー賞の行方は果たして…!?(2018/3/1)

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木曜日は、「カルチャー」。


まずは、先週末の全国映画動員ランキングトップ3をご紹介!



第3位『 今夜、ロマンス劇場で 』(公開3週目)

第2位『 空海 KU-KAI 美しき王妃の謎 』(公開1週目)

第1位『 グレイテスト・ショーマン 』(公開2週目)


以上、最新の全国映画動員ランキングトップ3でした。
そして、スタジオにはおなじみの映画ライター・よしひろまさみちさんをお迎えして、いよいよ発表となる「第90回アカデミー賞」についてお話を伺いました。


よしひろ:おっはー♪


高橋:さあ、90回目のアカデミー賞。今年の授賞式はどんな風に記憶に残りそうですか?


よしひろ:やっぱり“セクハラ騒動”の波がまだまだ尾を引いているので、授賞式自体はたぶんカラフルな感じにはなると思うんですけれど、グラミーの時みたいに何かワンポイント、アピールになる物を身につけるのではないかと言われています。やっぱり真っ黒けじゃねぇ、せっかくの90回という記念の年なのに。


高橋:私たちもやっぱり、華やかな世界を見てみたいですしね。で、今回はよしひろさんの“願望予想”を伺っていきたいと思うんですが…まず「作品賞」の本命はどうでしょうか?


よしひろ:本命は、日本でも本日から公開される『 シェイプ・オブ・ウォーター 』がたぶん。行ってもらいたい!(笑)実際、前哨戦ではこの映画がほとんど獲ってるんですよね。監督(ギレルモ・デル・トロ)悲願の賞でございますので…たぶん、ここで獲らせてあけなければ、彼は一生獲れないんじゃないかというね。


高橋:わたしもすごく!観たい作品なんです。


よしひろ:これは冷戦下のアメリカを舞台にしたファンタジーでして、言うなればクリーチャーと人間の純愛モノなんですけれど…若干、気持ち悪く見えるかもしれません!なんですけれど、この異種混合恋愛映画が、最後にはとても美しく見えてしまうというね。すごく良いんですよ!超絶純愛映画です。とても勇気が出る映画だと思います、これは。


高橋:では、対抗はどうでしょうか?


よしひろ:はい。こちらは現在公開中の『スリー・ビルボード』こちらはもう公開されているので、すでにご覧になった方もいらっしゃると思いますが、娘が殺人事件の犠牲となった母親が、3枚の看板に警察に対する批判を掲載したことから巻き起こる、とある街の騒動を描いているんですけれど、いまアメリカ中でこの看板のやり方を真似してるんですよ、全米ライフル協会に対する批判を。いま、全米中でどの街もやり始めていて、この勢いがあれば、もしかしたら彼らが獲れるかもしれません。


高橋:私、この作品賞のラインナップの中では、昨年『ゲット・アウト』にすごくハマったんです。


よしひろ:すごくイイと思います!良いと思うんですが、もし『ゲット・アウト』が作品賞を獲ったら超ダークホースなんですけれど(笑)もしこの作品が獲ったら、黒人映画としても、ホラーというジャンルにしても、作品賞ではまずありえないことが起きた、ということになると思うんですよね。ただ、獲っても良いと思う!こういう映画にあげるんだったら今年だろう、って感じですよね。


高橋:続いては、主演男優賞と主演女優賞。こちらは本命のみで!


よしひろ:まず、主演男優賞はゲイリー・オールドマン。日本では3月30日から公開の映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で、チャーチルを演じたんですが、パッと見、ウィンストン・チャーチルにしか見えない!これはたぶん「メイク・ヘアスタイリング賞」も獲るんじゃないかと思いますけれど、特殊メイクは、日本人の辻一弘さんが手がけています。


高橋:主演女優賞はどうでしょう?


よしひろ:女優賞は『スリー・ビルボード』のフランシス・マクドーマンドが絶対獲るだろうと思われます。主演女優賞の候補をパッと見ると、一番真をついていて、社会的にも認められるだろう、というのが彼女の役なんです。ほかは「いそうだよね!?」という感じですし、『シェイプ・オブ・ウォーター』のサリー・ホーキンスはとても良かったんですが、口のきけない役なので全く言葉を発しないんです。なので、比べるのは難しいんじゃないかと思われます。もちろん素晴らしい演技だったんですけれどね。


高橋:では、最後に監督賞の本命は!?


よしひろ:もうこれは絶対×10、ギレルモ・デル・トロです!トロたん、獲ってぇ!!


高橋:…思い入れがあります??


よしひろ:彼はもう25年くらいキャリアのある監督なんですが、以前賞を獲るだろうと言われていた『パンス・ラビリンス』という映画で結局獲れなかったんですよ。なので、今回これだけ前哨戦を押さえているので、ここで獲っておかないと彼は一生獲れない!!という…。


アカデミー賞の発表、楽しみですね!よしひろさんの“願望予想”は果たして当たるのでしょうか?授賞式は日本時間の3月5日早朝です!