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『 ボヘミアン・ラプソディ 』まもなく公開!(2018/11/1)

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木曜日は、「カルチャー」。


今週は、月に一度のお楽しみ♪
映画ライターのよしひろまさみちさんに、注目の音楽映画
『 ボヘミアン・ラプソディ 』の魅力を伺っていきます。
その前に、まずはいまヒットしている映画をチェック!
興行通信社調べ、先週末10月27日、28日の興行成績トップ3をご紹介!



第3位『 宇宙の法−黎明編− 』

第2位『 旅猫リポート 』

第1位『 映画HUGっと!プリキュア・ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ 』


以上、最新の全国映画動員ランキングトップ3でした。
そして、今日は世界を感動させた音楽映画『 ボヘミアン・ラプソディ 』について、映画ライターのよしひろまさみちさんに伺いました。
1973年にレコードデビューしたクイーンの魅力、そして知られざる苦悩が詰まった作品に迫ります!


中西:よしひろさん、おっはー!いきなりなんですけれど、この作品の試写を観たえりぃ、そして番組スタッフは涙が止まらなかったそうなんですけど…。


よしひろ:もう、当然の反応だと思います。観る世代にもよるとは思うんですが、これはクイーンのドンズバ世代でなくても響く作品だと思うんです。


中西:これはどんな作品なんですか?


よしひろ:はい。もうざっくり言います!クイーンが結成されるきっかけから、人気低迷の後、再起を図った「LIVE AID」というチャリティーイベントが80年代にあったんですけれど、そのイベントまでを描いた作品です。なので、フレディ・マーキュリーが亡くなるまで…という悲しい話ではないんですよ。だからこそ“QUEEN STILL ALIVE”なんですよ。


綿谷:こういった実在のアーティストを題材とした映画の場合、どうしても配役とか俳優のふるまいが気になってしまうところなんですけれど、今回の映画よしひろさんはどうご覧になりましたか?


よしひろ:気にならないも何も、そっくりじゃないですか!ラミ・マレックのキャスティングが本当に素晴らしかったですよね。実はこれ、企画が立ち上がった当初は、サシャ・バロン・コーエンがオファーされかかったんですけれど、ラミ・マレックにオファーが行った瞬間に、企画がコロコロ〜って転がり始めたと。で、観て分かったと思うんですけれど、実はブライアン・メイがそっくり、っていうね。もう、ふるまいまでブライアン・メイ(笑)


綿谷:あと、クイーンが誕生したタイミングでフレディが発した言葉「僕たちの居場所は音楽だけ」「クイーンは家族」って、バンドの良さがよく出ていたと思うんですが。


よしひろ:そうですね。クイーンの作った音楽っていうのが、当時はグラム・ロックも終わりかけている時代なのに、グラム・ロックっぽいことをやっていたりだとか、ロック&ポップスが流行っているのに、ゴリゴリのロックをやっていたりと、要は“はみ出し者”だったんですよね。で、そこでまたどんどん新しい音楽のジャンルを作っていった、というところで“音楽しか居所がない”っていうのが非常に説得力ありますよね。


綿谷:その一方で、フレディはバンドを裏切るような形でソロ・デビューに走ります。トップを極めたミュージシャンの孤独に加え、フレディのマイノリティとしての孤独さ、これは観ていてとても切なくなりました。


よしひろ:そのパートはすごい切なく描かれていましたね。フレディはゲイだ、バイだって言われてたんですけれど、そこはまぁ置いておいて、アメリカのゲイ・カルチャーが流行っていた時期に、そのカルチャーにどっぷりはまっていたっていう描写もちゃんと描かれています。なので、今まで伏せられていた部分までちゃんと描かれているのはやっぱり、クイーンのブライアン・メイとかがちゃんとプロデュースに関わっているからこそ出来たのかな、と思います。


綿谷:最後に、音楽映画としての『 ボヘミアン・ラプソディ 』の完成度、そしてどんなところを楽しんで欲しいかを聞かせてください。


よしひろ:クイーンの曲は、どの世代でも絶対に耳にしたことがある曲ばっかりなんですよ。「あっ、これがクイーンの曲なんだ。」っていう世代の方が観に行っても、「クイーンってこういうバンドだったんだ。」と見直してもらえると思うんですよ。そして、ドンズバ世代の皆さんはどうぞ!ハンカチを握りしめて泣いてください。で、映画のハイライトは「LIVE AID」のシーンなんですけれど、これは当時のパフォーマンスを完全にコピーしてるんです。動きまでまるっきり一緒!なので、映画を観る前に、動画サイトなどで当時の映像をチェックしてから行くと、さらに盛り上がりますよ。


中西:いやぁ、もう話を聞いているだけで熱くなりますね!


よしひろ:私もう、クイーン大好きなんですよ!すみません…。


クイーンを知っている方も知らない方も、ぜひ劇場でお楽しみください!
映画『 ボヘミアン・ラプソディ 』は11月9日より公開です。