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初心者向けの山ランキング ベスト3(2014/5/29)

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木曜日は「カルチャー」。


5月下旬となり、全国的に登山シーズンが到来しました。
7、8年前から山登りは老若男女問わず人気があり、最近はじめた方
また、今年はじめようと思っている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今朝は、雑誌「山と渓谷」が推薦する、初心者向けの
「山」ランキングベスト3をご紹介します。



第3位『 茨城県 筑波山(877メートル) 』

筑波山の魅力は、ケーブルカーとロープウェイを使ってほぼ山頂から登れるところです。それと独立峰なので展望が非常に良く、晴れた日には関東平野が一望できます。東京方面を見ればスカイツリーもちゃんと見えます。
登るとなるとやはり山頂まで2時間くらいかかりますが、例えば登りを足で歩いて登り、下りはケーブルカーやロープウェイを使うとか、あるいはその逆とか、そういった楽しみ方が出来ます。
麓が観光地になっていたり、あとはカエルにそっくりな「ガマ岩」や岩と岩の間を潜り抜ける「弁慶七戻り」など、途中に珍しい形の岩がたくさんあるので、その間を歩いていくのも楽しみのひとつかと思います。


第2位『 長野県 霧ヶ峰(1,925メートル) 』

この山は「溶岩台地」という、高原の中に湿原が点在している、花が美しい高原です。最高点は車山で1,925メートル。そのほかにも鷲ヶ峰や蝶々深山といったいくつかのピークがあり、それを総称して「霧ヶ峰」と呼んでいます。
車山や蝶々深山などの山頂からは360度の展望がひらけていて、非常に良い眺めが見られます。湿原があるので、花がとても美しい山です。すみれなどの花が5月下旬から咲き始め、レンゲツツジが6月下旬、黄色い花で有名なニッコウキスゲが7月中旬頃から咲き、9月下旬くらいまで色々な花が楽しめる美しい山です。


第1位『 栃木県 那須岳(1,915メートル) 』

麓にある那須湯本の温泉から、那須岳ロープウェイで一気に上まで登ることができ、そこから30〜40分くらいで山頂に立つことができます。山頂は茶臼岳で、岩がゴロゴロして火山になっている。今も噴煙がモクモクと上がっていて、非常に男性的な山だと思います。
あとは岩がゴロゴロしているので、標高2,000メートル足らずですが、高い山に来たと感じられると思います。火山の荒々しい雰囲気で、山らしい雰囲気が味わえる山だと思います。往復して3〜4時間くらいで山のムードを楽しめるのが特長。
那須岳の場合は麓に温泉があるので、帰りにお風呂に入って帰るのも良いのではないでしょうか。



以上、雑誌「山と渓谷」の吉野編集長が“登山愛好家のバイブル”文筆家で登山家だった深田久弥さんの山岳随筆「日本百名山」の中から、初心者向けにオススメの山を選んでいただきました。
最後に、吉野編集長に登山する際の準備と注意点についても伺いました。


山に登る上で一番大事なのは、しっかりとした防寒装備を必ず準備していくことです。ちょっとしたウインドブレーカーで、化学繊維で出来たものを着ていった方が良いです。登山の際の服装は、ジーンズや綿のTシャツなどは汗を吸ってしまい、身体を冷やす原因になるのでおすすめしません。
登山用のトレッキングシューズは、一般的な運動靴に比べて底が厚く作られているので、比較的歩きやすいでしょう。荷物は、バックパックやデイバッグのような背負えるものがおすすめ。また、雨が降ったときや寒くなってきたときなど、防寒具にも使える上下別々のレインウエアも必ず用意すること。
それから、もし山で道に迷ったり、山を下りるのが遅くなった場合、暗くなってからでも身動きがとれるようにヘッドランプを用意。あとは飲み水とクラッカーやチョコレートなどの非常食も必ず用意しましょう。

初心者の皆さんはくれぐれも気をつけて、楽しい登山シーズンを過ごして下さい。
今日は【 初心者向けの山ランキング ベスト3 】をご紹介しました。