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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.04.15

「テクノロジー・ハラスメント=テクハラ」について

nullネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。

今日は「BuzzFeed Japan News」副編集長の神庭亮介さんにお話を伺いました。神庭さんが注目した話題はこちらです。


「テクノロジー・ハラスメント=テクハラ」について

ユージ:今回は「テクノロジー・ハラスメント=テクハラ」に注目していきます。“テクハラ”とは、例えばハイテク機器の扱いが苦手な人に向かって「えっ、こんなことも分からないの?」とプレッシャーをかけたり、「うちの5歳の姪でも分かるのに!」などと侮辱したり、相手の人格や性格を否定するような言葉を投げかけたりすることが“テクハラ”と言われています。


吉田:まずは今朝の「AuDee JUDGE」の途中経過を見てみましょう。テーマは「テクハラを感じたことはありますか?」です。現時点での途中経過は、「テクハラを感じたことがある」と答えた方が38%、「全くない」と答えた方が62%と、いう結果になっています。


ユージ:まぁ、じゃあテクハラを受けたことがない、と感じている方が多いという事ですね。神庭さん、この“テクハラ”というのが今ちょっと話題になっているようですが、いかがでしょう?


神庭さん:そうなんです。数年前からあった言葉ではあるんですが、最近日経新聞の記事がネットで話題になりまして、そこで改めて注目が集まっているんですけれど、記事の見出しは「無自覚のテクハラ、部下でも加害者に」というものだったんですね。で、内容は、デジタルネイティブ世代の新入社員が、「センパイ、会議用のzoom設定くらいひとりで出来ないんですかぁ!?こんな簡単な操作で手間取っているなんて、よくこれまで仕事して来られましたね!」みたいなことを言っちゃうと、テクハラになりかねませんよ…という注意を呼び掛ける内容になっています。


ユージ:言い方がねぇ…(笑)


神庭さん:本当にこれ言い方ですよね。もっと優しい感じだったら「しょうがないなぁ」と笑って許せるかもしれないですし。この記事に対してネット上では「思っていても口にしちゃダメだよ。」といった声もありましたが、一方で「勉強しないほうが悪いんでしょ!」とか「何でもかんでも“ハラスメント”と言うのはどうなの?」といった手厳しい意見もありました。
そして“逆テクハラ”というのも問題だと思っていまして、例えば「俺、デジタルとかそういうの全然わからないから、悪いけどこれ全部やっておいて!」と、上から下に丸投げしてくるみたいなこともあるんですよ。


ユージ:それはちょっと…!もし部下が同じことを言ったらどう思うんですかね?「ちょっとこの計算が全然わからないので、先輩やってもらっていいですか??」って。


神庭さん:おい、ふざけるなよ!ってなりますよねぇ。だからダメなんですけれど、この上司が部下にやらせること自体がもう“ハラスメント”なのでは、という意見もありますので、まあ「どっちもどっち」と言えるかと思いますけれど。


ユージ:今の話を聞いていますと、テクハラは「若者が中高年をいじめる」みたいな印象もあるんですけれど、これについてはどうですか?


神庭さん:そうですね。最近は若者のパソコン離れも囁かれていまして、総務省が発表した「情報通信白書」によりますと、若者のパソコン利用者は減ってきていて、代わりにスマホの利用者が伸びてきている…と。まぁ当たり前なんですけれど、内閣府の調査でも、10歳から18歳未満の青少年の間で、ノートパソコンの利用率は2割という結果も出ているんです。若者の中には「フリック入力の方が速いから、3〜4千字くらいならスマホで書いちゃいます。」という子も結構いて。


ユージ:僕もそっちなんです(笑)


吉田:私もそうなんです(笑)アンケートとかコラムとか、スマホなら移動中にできるので。


神庭さん:そうやってパソコンとスマホを賢く使い分けているケースもありますが、中には「スマホは使えるけれど、パソコンネイティブではない」という若者も、今は一定数いる、と見られているんですよね。だとすると、今までの「若者が中高年をいじる」というテクハラの構図だったのが「中高年が若者にテクハラをする」というのも起こり得るのではないかと思っているんですね。


ユージ:なるほどね!そうかぁ。



そして、今日の #ユジコメ はこちら。







過去の #ユジコメ を音声でCHECK!!

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