21.05.07
大谷翔平選手
金曜日は『スポーツ』をキーワードにお届けします。
今日、お話を伺うプロフェッショナルは、スポーツジャーナリストの古内義明さんです。
古内さんに伺うお話はこちら！
【大谷翔平選手】
吉田：メジャーリーグ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手。日本時間の昨日行われたタンパベイ・レイズ戦では、先発投手のみの起用でマウンドに上がり、レイズに所属している筒香嘉智選手とのメジャーリーグ初対決が実現しました。5回、1安打・無失点。7奪三振、6四球で2勝目の権利を持ってマウンドを降りましたが、7回に救援投手が逆転スリーラン・ホームランを浴び、白星が消えました。いっぽう、筒香選手との2度の対決は、レフトフライと、フォアボールという結果となりました。
ユージ：全ての試合で注目を集めている大谷選手。日米の野球に詳しい、スポーツジャーナリストの古内義明さんにお話しを伺いました。
古内さん：今季、ここまでメジャーリーグで話題の1人が大谷翔平でした。2番ピッチャーで先発するリアル二刀流が実現、ホームランでメジャー第1位の選手が先発投手を務めたのは、なんと1921年6月13日、あのベーブ・ルース以来100年ぶりの快挙。メジャーのレジェンド中のレジェンドであるルースと比較され、今や日本のベーブ・ルースと紹介される大谷翔平です。ほとんどのメジャーリーガーは、リトルリーグ時代、投手と野手で活躍してきましたが、歳を重ねていくうちに、両方をやるのは難しくなり、どちらか1本に絞り最高峰のメジャーリーグの舞台でプレーするのが当たり前です。しかも分業制が進み、細かい契約社会でやるべきことが細分化している現代のベースボール。打者と投手の両方を高いレベルでプレーしている大谷翔平にファンは驚き、戦いを繰り広げるメジャーリーガーの誰もが「信じられない」という言葉を今や口にしています。
吉田：その、「信じられない」という桁違いの能力。メジャーリーガー達が驚くのは、彼のどんなところなんでしょうか？
古内さん：今やファーストネームの翔平から「SHOWTIME（ショータイム）」という言葉が生まれ、敵地でのゲームでさえ歓声を浴びる期待感が大谷にあります。ピッチャーとしての決め球、鋭く速く落ちるスプリットは、4度目の登板前まで、なんと18打数ノーヒットとバットにかすらないレベルです。大谷はリーグトップタイの9本塁打を放っています。とにかくボールを遠くに飛ばすパワー、アナウンサーが大谷のホームランを月へと届く一発「ムーンショット」と形容しています。そして打球のスピードが桁違いに速い、打球速度は192キロを超えます。これは、長いメジャーリーグ史上5人目の快挙。このままのペースでいけば、シーズン50本塁打。日本人選手がホームラン王を獲得する期待も高まります。
ユージ：メジャーリーグの歴史すら変える力をもつ、大谷選手。今後の活躍について、古内さんはこのように仰っています。
古内さん：とにかく常識破り規格外の大谷翔平、ピッチャーとしての課題は、立ち上がりを安定させること。制球のバラつきを抑え、フォアボールが減れば自然と球数も減り、長いイニングを投げられ、勝利投手の権利につながります。バッターとしては、年々研究されマークが厳しくなり内角攻めも激しくなります。外角へ逃げていく落ちるボールへの対応が課題です。また今季は、チームトップの6盗塁で俊足ぶりもアピールしています。走攻守で全試合に出場しているので、最大の敵はケガだと思われます。二刀流は英語では「Two-Way Player」と言われます。とにかく大谷は、見ていて楽しい選手なんです。投手として10勝、打者として40本塁打40盗塁。シーズンでこんな大記録を一度に叶える期待感。これが我々の令和の時代に見られることは、とても幸せです。最後に大谷は、グラウンドのプレーではなく、契約面でもメジャーの歴史を変えると予想します。エンゼルスとの契約は来年まで残っていて、今年が3億円以上、そして来年が5億6千万以上と、彼の活躍ぶりから見たら大変格安です。ピッチャーとバッターで異彩を放つ大谷は、他に類がないスーパースターなので、来年のオフ、メジャーリーグの歴史を変えるどんな大型契約を結ぶのか？今から注目です。
ユージ：来年のオフには、大型契約の可能性もあるんですね！日本から、アメリカのスーパースターになっていく大谷選手、見守っていきたいですね！これからさらに輝きを増していくと思います。とにかくケガだけは気をつけてほしいです。選手生命が無事に続くことも、私達の願いのひとつです！
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET ��
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) May 10, 2021
5/7金はメジャーリーグ、エンゼルスの大谷翔平選手について。スポーツジャーナリスト古内義明さんにお話を伺いました。先発投手を務め、打者としても活躍するのはベーブ・ルース以来100年ぶりの快挙。投打どちらでも記録を出す二刀流を実現しています。#ワンモ #ユジコメ
#リポビタンD TREND NET ��
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) May 10, 2021
大谷選手は、お金よりも二刀流で活躍できる場を選んでいると思います。現在の契約が３億円以上、来年はさらに上がり、再来年、次はどんな契約をするのか？そこにも注目しつつ、カッコいい大谷くんがどんな人生を歩むのか？見守っていきたい気持ちです。#ワンモ #ユジコメ
