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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.07.23

東京オリンピック 開会式

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金曜日は『スポーツ』をキーワードにお届けします。
今日、お話を伺うプロフェッショナルは、スポーツジャーナリストの生島淳さんです。
生島さんに伺うお話はこちら!


【東京オリンピック 開会式】


吉田:東京オリンピックは、今夜8時から開会式が行われます。これにより、式に先立って行われている一部の競技を除き、今日から、17日間にわたる大会が開幕します。
新型コロナウイルスの感染拡大で1年延期された東京オリンピックは、ほとんどの競技が無観客開催となります。そして、今夜の開会式も、大会関係者や各国の要人およそ950人のみが出席という、極めて異例な体制のなか、国立競技場で行われます。開会式を巡っては、直前まで色んな紆余曲折がありましたが、改めて、これまでの流れを振り返って頂けますでしょうか?


生島さん:今朝ニューヨークタイムズのブリーフィング読んでいましたら「不安なオリンピックの幕開け」という見出しになっていました。オリンピック、僕の取材経験から言いますと「運営面」と「競技面」は、分けて考えた方が良いと思います。
開会式は「運営面」の大きな仕事なわけですよね。日本や組織委員会の実力が問われる部分だったんですが、去年暮れぐらいからの演出チームの交代があって、ゴタゴタが最後の最後まで続いてしまって本当に立派なものをお見せできるのか不安が満ちている状況ですよね。


ユージ:開会を目前にしてようやくここまで来たかというよりは、今日の開会式大丈夫かな?という不安の声が多いですよね。この様な状況にあって、開会式を巡って、様々な声が飛び交っていますが、生島さんは、どのように感じていらっしゃいますか?


生島さん:運営面で思っているのは、失策続きというのは間違いないんですよね。安心安全な大会の開催を宣言しておきながらできなかったというところなんですけど。
日本人として自信を失っている面は、アテネオリンピックやリオデジャネイロオリンピック時って財政が赤字だとか、準備間に合うの?っていうことが日本でも報道されていたと思うんです。それって結構、上から目線だったと今思うと反省していて、今の東京オリンピックを海外から見るとゴタゴタになっていて日本のプライドも傷つけられているなというところで、日本人の自己肯定感が低くなっているのが悲しい状況になっていますね。これ以上、失策を重ねてほしくないというのが僕の気持ちです。


ユージ:果たして開会式の進行を無事に終える事ができるのかどうか?というのも心配な点ではありますよね。


生島さん:ひとつ重要なのが、感染対策を考えると選手は出ない方が良いという話になるんですよね。待機時間も長いし、スタンドで座っている時間も結構長い、そして帰るまでも時間がかかるのでどれぐらいの選手が行進に参加するかが見えない状況で、色々なことが東京オリンピックを機会に変わっていきそうだなという気がします。
ロンドンオリンピックのドキュメンタリーを見ていたら、サイバーセキュリティ担当者が開会式当日が最も緊張感が高まると言っていたんですよ。この辺りも担当者は目が離せないんだろうなと思います。ただ、開会式を無事にやってくれたら、競技が始まるとムードが変わるのかな?、自己肯定の方に進んでいってくれないかなと思いますね。


吉田:確かにソフトボールの結果など、勇気・元気をもらっていますしね。そんなお話を踏まえまして、生島さんは、この東京オリンピックがどんな大会であってほしいと考えていらっしゃいますか?


生島さん:IOCと組織委員会とか日本政府が、オリンピックの価値を落としてしまっていると思っています。その価値を挽回できるのがアスリートのパフォーマンスだと感じています。選手たちのSNSにネガティヴなリプライが寄せられている中で、分断、溝っていうものがアスリートと世間の間にできています。選手たちの頑張りで溝もなく、共感できるようなオリンピックになってほしいなというのが願いです。スポーツやオリンピックが分断の要素になるのはあまりにも悲しいので潮目が変わって欲しいなという気持ちです。




そして、今日の #ユジコメ はこちら。





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