日曜アートサロン和錆  Every Sunday 6:00-6:30

この番組は、毎週さまざまなゲストをお迎えして、
アートと過ごす幸せなひと時について、お伺いします。

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TOKYO FM

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2019.01.20
料理研究家・山田玲子さん「料理は言葉の壁を超える」
「日曜アートサロン 和錆」では、毎週さまざまなゲストをお迎えして
”アートと過ごす刺激的なひととき”について語っていただきます。

今週ゲストにお迎えしたのは、料理研究家の山田玲子さんです。

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【山田玲子】
料理家・クッキングアドバイザー。
フェリス女学院大学卒業後1995年から浜田山の自宅で「salon de R」を主宰。
「マダムなおうちごはん」から「おもてなしのコーディネイト」まで、家庭料理を楽しく、ときに大胆に調理を伝授し、笑いあふれる料理教室として人気を集めている。
また、「食は一番身近な外交」をモットーに海外でも定期的に料理教室を開催し、食を通じた国際交流に力を注いでいる。
そのほか、食品会社のレシピ開発やケータリング、各種イベントにも対応。
男性向けの料理教室や父子料理クラスで得た経験を生かして、昨年の夏に『定年ごはん』を出版し、注目を集めた。
そのほかの著書に『おにぎりレシピ101』『NY発 サラダbowlレシピ』など。
「美味しい料理はあなたを想う温かい心から」をコンセプトに、幅広いジャンルで活躍中です。



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「食」は、人間の営みの基本、日々、当たり前のことでもあります。
山田玲子さんが、食を仕事にしようと思ったきっかけは、国際交流の場にありました。

大学を卒業してからは、しばらく違う仕事をしていたという山田さん。
大学4年生のときに国際交流ということで、11歳の子供4人を1ヶ月間、英語もわからない子供たちを連れて、山田さんがリーダーとして
世界12カ国の子供たちが集まる国際キャンプに参加することになりました。
それが、今から30数年前の出来事。

当時5人でフィンランドへ行ったそうですが、想像以上に言葉の壁が高く
子供たちも、うまく溶け込めていなくて、中にはホームシックになってしまう子もいたんだとか。

山田さん自身も女子大生のため、子供たちのケアができずに“どうしよう?”と思っていたそうなんです。
そんな時に各国持ち回りで、自国の文化を紹介するイベント日があったんです。

皆で日本の文化を紹介する「ジャパンデイ」には折り紙をしたり、浴衣を着せたり、日本食を披露したりすることを企画。

どんな日本食を紹介するか話し合って決めたメニューが、ちらし寿司!
当時大学生だった山田さんも作った経験はなかったそうですが、70〜80人分をどうにか作ることになりました。
しかしフィンランドの地では、30年以上前、和食は人気ではありませんでした。
そんな中、全員で料理をした山田さん。

いざ食べてもらうと、「大変だよ! みんな美味しいって言ってる! おかわりらしいよ!」と、昨日まで言葉が分からなくて泣いていたのに……と言ってる場合もなく、4人が代わる代わる来て「早く!早く!」と、山田さんは夢中で作っていたそうです。最終的には、完食になりました。

食は言葉の通じない子供達にとってもツールになるんだと考えた山田さん
当時21〜22歳だった山田さんは、“もうすこし大きくなったら、料理の仕事をしたい”と思うようになったそうなんですね。

【ゲスト情報】

「Salon de R|浜田山と麹町の山田玲子の料理サロン」公式ホームページ

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