ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

収穫の様子
稲刈りの様子
農作業の様子

On air Report

今日は青森県上北郡東北町からお届け!
ここ青森はにんにくの生産が日本一!なんと日本の生産量のおよそ8割を青森県で占めているのだそう。

お話を伺ったのは、にんにくの生産者、荒木元晴さん。

荒木さんは農業の専門学校に2年間通ったのちに、にんにくづくりを始めて、現在4年目なのですが、とても落ち着いていて貫禄がある話し方をされてました。

そんな荒木さん達にんにく農家さんの朝はとても早いんです!

朝の3時に起きて、畑で防除(薬剤散布、栄養を与える)、草取り、芽かきをして終わるのはだいたい18時〜19時くらい。
「まるで子育てのように一つ一つのにんにくに愛情を込めてます」と荒木さんも語ってました。

にんにくは収穫の前の年の9月下旬〜10月上旬に植え付けて、収穫が6月末〜7月はじめくらい。とても長い期間をかけて栽培されてますよね!何よりも暑い中での収穫が大変!
今年は天気も安定せず、土砂降り・猛暑で体にもこたえる。

長く栽培期間をかけるにんにくですが、収穫に適した期間(収穫適期)はだいたい1週間〜10日ととても短いんです。収穫を遅らせないようにアルバイトを雇って行っているそうです。
まさに時間との勝負で天気とのにらめっこ。
次の日が雨の予報だとピリピリしてしまう、と荒木さんも苦笑いでした。

そんな気候に恵まれてなかった今年の収穫も、形が良くて大玉の傾向だったそうです。
荒木さんは過去には最大150gのバケモノにんにくが取れたこともあったそうです。(普通は70gくらい)。取れた時はそれはそれはびっくりしたそうです!

夏にかけて収穫されるにんにくですが、最近は農協の冷蔵庫でCA貯蔵という方法で窒素ガスを入れて−2度くらいで低温貯蔵することで一年中いつでも出荷できるようになったそうなんです。
いろんな技術のおかげで、一年中新鮮なにんにくが届いているんですね〜。

また、この地域では畑の土を土壌診断して、畑に応じた肥料の設計を農協が行うエコファーミングに取り組んでいて、環境負荷の少ない堆肥を使った農業を行っているのだそう。

そんな、青森のにんにく。たくさんの品種があります。
ホワイト六片、その中でも形が良い・大きいなどの特徴がある白玉王(しらたまおう)、臭いの気になる人には「マイルドにんにく」、黒にんにくの「愛ちゃん」などなど、名前も可愛らしいものがたくさんです!

にんにく農家の荒木さんオススメの美味しい食べ方は、丸ごとカレーやシチューに入れるという驚きの方法!
実は丸ごと入れると臭い成分が抑えられるのだそう。

そんな荒木さん、これからの目標・展望を聞くと、「地域のベテラン農家のような感じでいいものを作る、いい農業経営を行なっていきたい。」と語ってくれました。

青森のニンニクは日本一!糖度が40度もあるそうです。
見つけたらぜひ食べて見てくださいね!