ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

収穫の様子
稲刈りの様子
農作業の様子

On air Report

今日は、岐阜県から飛騨牛農家さんをピックアップしていきます。
この飛騨牛を岐阜市で作られている飛騨牛の生産者、株式会社早川畜産の早川たかやさんにお話を伺いました。

早川さんは畜産を初めて。
自分の家が畜産業をしていて、就職に迷ったときに仕事の手伝いをしていたそうなんです。小さい頃から畜産に馴染みはあったが、大変さも見ていたのでやりたいと思っていなかったのですが、「思い通りにはいかないけど頑張れば楽しい仕事だな」と思い、就農を決意したそうです。
大変な場面を子どもの時から間近で見ていたのですが、実は大変さの中の楽しさもなんとなく伝わったのかもしれないですね。

そんな早川さんのいる、早川畜産では生まれた子牛をある程度まで育てる「繁殖農家」、子牛を肉牛まで育てて出荷する「肥育農家」、どちらもやっている一貫農家。朝は8時から牛舎にきて餌やりをし、昼間の間に掃除や牧草作り。
1頭1頭のお世話も、性格が違くてとても面白いんだそうです。。

この地域は若手で後を継ぐ人が数人いて、同世代で盛り上げていけるなと感じている早川さん。県内でも同世代で集まって意見交流をしたり、他の農家の見学をして勉強会を開いたりしていて交流を深めていました。

そんな早川さんたちが作っているブランド牛の飛騨牛なんですが、肉質がきめ細かくて柔らかい、美味しい霜降りが特徴で、口の中でとろけるような芳醇な香りが持ち味のお肉だそうです!聞いていると、一度は食べてみたい!と思いますよね〜。

一方で、牛を毎日お世話することは苦労の連続。暑さ寒さで体調を崩してしまうので毎日牛の顔を見て確認し、弱ってる牛はすぐに対処するように気をつけている早川さん。牛に名前をつけて、愛情を持って1頭ずつ見ているということでした。

そんな中でも、「牛はものと違うので思い通りにならない。試行錯誤の連続で、飽きがこない仕事。一生懸命仕事しても実らないこともあるが、愛情を持って育てていいものに育ったときは嬉しい。」と語っていました。

今後は「自分の手がけた牛をより多くの人に食べてもらいたいので、もう少し飼育頭数を増やしたり、飛騨牛の知名度をもっと上げられるように頑張りたい!」まだまだこれから!という勢いで言ってくださいました。
早川さん、ありがとうございました!