ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

収穫の様子
稲刈りの様子
農作業の様子

On air Report

突然ですが、日記や論文て書いたことはありますか?
日々起こったことをまとめたり、それに考察を考えたり・・なかなか大変な作業ですよね。

農業への世間からの関心を高めるために、農業記録を表彰するのが、「毎日農業記録賞」という毎日新聞の賞です。

これに農業高校の学生時代に応募し、高校生部門で優秀賞・中央審査委員長賞を受賞した学生さんにスタジオにお越しいただきました!

現在は東京農業大学で畜産を学んでいる、石川梨凪さんです!

もともと、精肉業を営むお父さんの仕事ぶりを見て、お肉の、そして畜産の魅力に目覚めた石川さん。
それから農業高校に進学し、「養豚部」へ入部。
普通の部活と並列して、養豚が部活になっているのが、農業高校なんですね〜。

そこで、養豚の様々なことを学んだ石川さんですが、特に最初びっくりしたのは、豚って出荷するくらいに大きくなるまでに半年しかかからないということ!
入部した時に、出会った豚と3年間くらいずっと付き合って行くんだろうな、と思っていた石川さん。あっという間の別れ、そして出荷の時の豚の鳴き声、出荷を嫌がる豚を沈めながらトラックに入れる作業の大変さで、最初は別れの悲しさもすぐに感じられなかったくらいだったと話します。

そんな、石川さんが高校時代の活動を記録した作文のテーマは、「養豚にかける私の夢」。

初めて自分で飼育した豚をお父さんに食べてもらった時、「まあまあじゃない?」と言われて悔しい思いをし、そのあとエサの配合を変えるなどの工夫を重ねて再度飼育し、「これはうまい!」と言ってもらい、さらに利益率の高い豚肉を出荷することができたという、挫折からの挽回を記録にまとめたものです。

そんな高校時代を経て、現在は東京農業大学の動物科学科の1年生として大学生になった石川さん。
現在は座学が多く高校時代のように豚と触れ合っていないので、「豚に会いたい」と寂しそうに言っていました。

将来も養豚業に携わりたい!今の興味はアグー豚、という石川さん。
これからも豚への愛情をいっぱいに、頑張ってくださいね!