ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

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稲刈りの様子
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On air Report

今回は、高知県の安芸市。しかも高校生!
高知県の中芸地域にちなんだ商品を開発した生徒さんたちにお話を伺って行きます。

中芸地域と聞くと、馴染みのない名前かもしれませんが、奈半利町、田野町、安田町、北川村、馬路村の5つの地域からなる自然の豊かな地域なんですよ〜!

ということで、お話を伺ったのは、高知県立安芸桜ケ丘高校の情報ビジネス科3年谷岡さん、小松さん、柴田さんの3人。

この番組でも何回か農業高校の高校生をクローズアップしたことがありますが、商業高校は初めて!普段は簿記や情報処理などの座学や販売実習などをしている3人なのですが、「課題研究」という授業で商品開発をしているメンバーなのです!
そんな3人が開発したのが、アイスクリーム。
高知県の中芸地域が日本遺産に認定されたことのPRのきっかけ作りとして「森、愛す。」というアイスを開発したのだそう。
名前の由来は、このアイスに関わる人、そして中芸地域の日本遺産を作ってきた人、今中芸地域を支える人全員が「森を愛している」というところから。素敵な名前ですよね!

原料もこの地域のものを使っています。
二つの層に分かれたアイスは抹茶と酒粕のアイスに柚子のピールが入っているのですが、酒粕は地元の安田町の酒蔵の酒粕を使用しているということでした!高校生が酒粕も入った大人な味のアイスを、開発したんですね〜。
商品を作るまでには、地元企業の味工房じねんやいろんな方の協力があったそうなのですが、やっぱり大変だったと言います。特にゆずと酒粕という個性の強いもの同士を一緒にしてアイスを作るというのはとても難しかったと言います。
また、それを売るための説明もなかなか苦労したのだそう。
開発から販売まで自分たちが主体的にやっていたからこその、苦労話ですね〜。
高知県のゆず生産は全国のなんと4割以上!その魅力を発信するための素晴らしい商品を、3人で協力して開発したというのがすごいところですよね!

アイスのパッケージの蓋のところにプリントされている絵もすごく可愛くて、また蓋にQRコードがついていて、そこから中芸地域の日本遺産のことがわかるページに飛べるようになっているのだそう。工夫が凝らされていますね〜。

実際に中身を見てみると、蓋を開けたらすぐに、深い緑色の層が!
これがもともと中芸地域で盛んだった良質な魚梁瀬杉の林業の色を表現していて、その下のゆずが中芸地域の今を表現している、という考え抜かれた味と見た目!
素晴らしいですね!

アイスを開発する時に協力してもらった味工房じねんさんとは別の活動でも、ビジネス応援部という部活で「田舎ずし」の文化を若者風にアレンジする過程で寿司を習いにも行ったり、たくさん交流を重ねているのだそう。
この活動を機に、もっと地域とつながって、発信していけるようになるといいですね!

味が2回楽しめる和風のアイス、「森、愛す。」。皆さんもぜひ食べてみてくださいね!そして高知県名産の「ゆず」。冬至が近くなってきました!ゆず湯を取り入れてみて、風邪予防も、して行きましょうね!