PASSENGER DIARIES

EDC 営業日誌(過去のお客様)

2021年2月27日放送

Passenger

山本彩

本日のお客様は、山本彩様
2010年にNMB48の1期生として加入してから、8年間キャプテンを務め、2018年に卒業。現在はシンガーソングライターとして活躍中です。テレビドラマ「その女、ジルバ」の主題歌として書下ろした新曲「ドラマチックに乾杯」を2/24にリリースされました。

 

 

〜NMB48〜

山本彩さんがNMB48のオーディションを受けたきっかけは、芸能界への夢を諦めるため。NMB48以前から、様々なオーディションを受けていましたが、合格することは出来ませんでした。芸能界の道を諦め、もう1つの夢だった教師を目指そうと考えていた頃、お母様の勧めで最後のチャンスとして参加されたのがNMB48のオーディションでした。
NMB48加入後、「アイドルは音楽活動だけではなく、何でもやるんだな」と実感されました。大阪・難波を拠点とするNMB48は、お笑い芸人との共演も多く、アイドルの枠を超えて、様々なことに挑戦。なかでも、バンジージャンプを二回飛んだ事は忘れられません。レギュラー番組では、ブラックマヨネーズ・千鳥・かまいたち・ハリセンボンといった名だたる芸人さん達と共演され、お笑いのイロハを叩き込まれます。特に、ハリセンボンの春菜さんは、どんなボケでも面白くツッコミを入れてくれて、山本さんのボケ力も向上したそうです。
元々、山本さんは、難波にあった「baseよしもと」(若手芸人が多く出演していたお笑いの劇場)に毎週通うほどのお笑い好き。当時はジャルジャルにハマっていたそうです!baseよしもとは2010年に閉館し、翌年、その跡地を有効活用する形で、NMB48劇場がオープンしました。山本さんにとって、この劇場は思い出の場所であり、憧れの場所。芸人さん達が築いたこの場所で公演することに、はじめは申し訳ない気持ちもありましたが、新たに「NMB48」の場所として認識してもらえるように頑張ろうと、より一層気持ちが入りました。
「さや姉」の愛称で、メンバーからもファンの皆さんからも愛されてきた山本さん。キャプテンであり「NMB48の顔」として常に先頭でチームを引っ張り続けました。当時を振り返り、「あまり自分を褒めるタイプでは無いですが、良くやったかな、笑」と謙虚に語ってくださいました。アイドルの基礎である歌やダンスの向上、多忙な日々を耐え抜く体力作りを常に意識し、また、年下のメンバーの成長を見守り続け、良い雰囲気で活動が行えるように支えてきました。
卒業については、実際に卒業する2年程前から考えていたそうです。愛を持って見守ってきた後輩達が成長した姿を見て、自分が退いてもチームとして問題ないと感じた2018年にNMB48を卒業。シンガーソングライターとして、ソロ音楽活動を本格化させます。

 

 

〜ソロ活動〜

グループとソロ、同じアーティストではありますが、楽曲提供や振り付けされたもの表現する、パフォーマーとして活動していたアイドル時代と異なり、ソロでは自分で作詞作曲し、それをどう見せるか考えるプロデューサー的な役割も増えました。最初は大変さを感じることも多かったそうですが、今ではそれを楽しめるようになりました。

小学生の頃、ダンスを習っている期間が長かった山本さんが、ギター・ボーカルに興味を持ったきっかけは、アヴリル・ラヴィーン。その他、影響を受けたミュージシャンは、日本人では、GARNET CROW、ELLEGARDEN。音楽活動を始めた後、山本さんがスゴい!と思った方は、石川さゆりさん。一流歌手としてキャリアを積まれ、その歌唱力はもちろんのこと、他ジャンルへの挑戦・若い世代の方とのコラボレーションなどにも積極的で、進化し続ける姿に感銘を受けたと言います。

自ら作詞・作曲を行う山本さんは、車の中など、移動中に歌詞を思いつくが多く、制作期間に入ると図書館に行って、それまでに浮かんだ言葉をまとめます。メロディーはお風呂場でひらめくが多く、忘れないうちにお風呂から上がり、携帯に録音されます。楽曲制作のこだわりは、直感を信じること。普段は優柔不断な性格で、その日に着る服を決めるのに30分以上かかってしまうそうですが、楽曲制作については考えすぎず、ひらめきを信じるようにされています。

 

 

〜お城〜

山本彩さんの趣味はお城巡り。そのきっかけは、お父様に連れて行ったもらった静岡県の掛川城。歴史好きのお父様の解説を聞くことで、お城の魅力にハマっていきました。今ではお一人で行くほど城好きになった山本さんが、一番好きなお城は、長野県の松本城。水面に映る天守、四季折々の景色、お城の中も広々していて、魅力がたくさん詰まっているお城です。他にも、愛知県の犬山城、京都の二条城などがお気に入り。お城を訪れた際は、その城の攻め方と守り方を考えるという山本さんですが、もしも「山本城」を築くなら・・・岐阜城のように、山城、すなわち山の地形を利用して、さらにはお城の半分を石垣にすることで、城内への侵入を阻み、難攻不落のお城を築きたいそうです。


※城巡り中の山本さん①


※城巡り中の山本さん②

 

 

〜筋肉〜

アイドル時代、鍛え抜かれた美しい腹筋が注目を浴びていた山本さんは、人の筋肉を観察・分析することが好きな筋肉フェチ!理想の筋肉は、ジェイソン・モモア、クリス・ヘムズワース、なかやまきんに君、レイザーラモンHG。バンっとハリのある、鎧のような大きい筋肉が好きと語られます。また、腹筋のパックが綺麗に左右対象になっているところもポイント。均等にバランス良くトレーニングをしないと左右対称にならないそうです。

 

 

〜今後について〜

「生涯現役」を目標にしている山本さん。石川さゆりさんや中島みゆきさんを尊敬されていて、長く歌い続けられるアーティストを目指しています。いつかは、世界ツアーや、ソロでの紅白歌合戦出場、カウントダウンライブ(年末年始にかけて行われるライブ)、24時間ライブ、お城でのライブといった夢を持たれています。
ソロ活動を始める前、秋元康さんから背中を押された言葉があります。
今後、シンガーソングライターとして挑戦したいと思っているが、人見知りでインドアな性格の私は、ソロ活動に向いていないのではないか?と相談すると
「そういう人こそアーティストに向いている。クリエイターは孤独だから」と仰ってくださいました。この言葉を聞いた山本さんは、「私でもいいんだ(ソロとしてやっていける)!」と思い、一歩踏み出す力となりました。
自分で作り上げた作品を評価してもらえる環境があることの幸せは計り知れないと語る山本さん。シンガーソングライター・山本彩として、これからも更なるキャリアを築いていきます。

 

radikoのタイムフリーで聴く
PLAYLIST
  • 「Sk8er Boi」
    Avril Lavigne
  • 「ドラマチックに乾杯」
    山本彩
  • 「ゼロ ユニバース」
    山本彩
  • 「ひといきつきながら」
    山本彩
  • 「彼女になりたい」
    山本彩