PASSENGER DIARIES

EDC 営業日誌(過去のお客様)

2021年4月24日放送

Passenger

近藤春菜

本日のお客様は、お笑いコンビ、ハリセンボンの近藤春菜様
東京都狛江市出身。現在は狛江市観光大使も務めていらっしゃいます。
2003年に箕輪はるかさんとハリセンボンを結成し、翌年デビュー。2年目にはレギュラー番組を持ち、その後多数のテレビ番組に出演。「〇〇じゃね〜よ!」(角野卓造、マイケル・ムーア、ステラおばさんなど)というキレのあるツッコミは、近藤さんの代名詞的なギャグになります。2020年、女性タレントのテレビ出演本数ランキングで1位を獲得。今年3月、5年間コメンテーターを務めた朝の情報番組「スッキリ」を卒業され、今後の活動に注目が集まる超売れっ子の女性芸人さんです。


(9歳の頃の近藤春菜さん)

 

 

〜スッキリ卒業〜

今年3月で5年間コメンテーターを務めた朝の情報番組「スッキリ」を卒業された近藤春菜さん。レギュラー出演時は、毎朝5時20分に起床されていました。どこか心の中で起きなくてはならない(遅刻してはならない)という気持ちがあり、眠りが浅く、起きる必要のない土日も早く目が覚めていたそうです。1度だけ出発しなくてはならない時間まで寝てしまったことがあり、送迎のタクシー運転手さんが予定時間を過ぎている近藤さんを心配して、自宅のチャイムを鳴らしてくれました。その音で目が覚めた近藤さんは、(何で部屋の番号を知っているのだろう?)と疑問を感じつつも、運転手さんのお陰で遅刻を免れたそうです。

先日、川島ドライバーは、「アメトーーク」の芸人ドラフト会議という企画(もし自分のMC番組を作るなら、誰をキャスティングするかをドラフト形式で発表していく企画)で、近藤さんを1位指名しました。さらに立ち位置は川島さんのすぐ隣!それを知った近藤さんは、「(私って)川島の女なんだなあ〜」と感じたそうです。番組OA後、初の顔合わせとなった2人は、少し照れ臭そうにドライブを楽しみました!

 

 


(手前・NSC時代の近藤春菜さん、左奥・相方の箕輪はるかさん)

〜お笑いの道へ〜

小さい頃からお笑いが好きで、ウッチャンナンチャン・ダウンタウン・加トちゃんケンちゃんでお腹がちぎれるほど笑っていた近藤さん。芸人を目指し始めたのは中学時代。当時から、可愛いより面白いと思われたかったそうです。しかし、人見知りのため仲の良い友達の前でしかふざけることができなかった近藤さんは、周りにいる人も見て笑ってくれないかな〜と、周囲も意識されながらボケていました。同じクラスには、学校内でも目立つ男子生徒がいて、近藤さんは彼をライバル視していました。彼がみんなの前で流行りのギャグをする姿を見て、私の方が面白い!と斜に構えていたそうです。その後、その男子生徒は近藤さんの一期上でNSC(吉本興業の養成所)に入学!近藤さんは、負けてたまるか!と19歳ぐらいまで常に対抗意識を持っていました。(今はもう、彼はお笑い業界にはいないそうです)
1年で700人ほどの入学者がいるNSC。近藤さんの年は、女性が20名程度でした。女性は同じクラス(女性20名・男性20名ほどのクラス)に振り分けられます。しかし、同期の箕輪はるかさんと出会ったのは入学してから3ヶ月後でした。なんと、箕輪さんは男子生徒と間違えられて、男子のみのクラスに入れられていたのです。女性クラスがあることに気づいた箕輪さんは、「私、女なんですけど・・」と事務所の方に伝えますが、「いいえ、あなたは男です。」となかなか信じてもらえなかったそうです。その後(誤解が解け)、同じクラスになった箕輪さんと、近藤さんは仲良くなり、ほか2人を含めた仲良し4人でよく過ごすようになりました。
現在でも、仲の良いイメージのあるハリセンボンのお2人ですが、お互いが初の相方ではありませんでした。箕輪さんは仲良し4人組のうち、近藤さんとは別の方とコンビを結成されます。近藤さんはトリオでやろうよ!と話を持ち掛けますが、箕輪さんに断られてしまったそうです。しかし、箕輪さんはコンビ結成3日目で、当時の相方から「箕輪さんは何を考えているか分からない」と言われ、すぐに解散・・・。そこで、再度近藤さんが声を掛け、ハリセンボンを結成されました。

 

 


(デビュー当時のハリセンボンさん)

〜ブレイク・女性芸人として〜

ハリセンボンはデビュー2年目で、とんねるず・木梨憲武さんがMCを務める「ゲンセキ」(「10カラット」という後に始まるコント番組のレギュラー出演を賭けて、無名の芸人がネタを披露する番組)という番組のオーディションに合格。さらには、M-1準決勝進出などで着実に知名度を上げ、テレビ出演が増えていきました。(川島さん曰く、若くして完成形に近い状態で世に出てきたのは、近藤さんと電子レンジのみ・・・笑)
近藤さんが影響を受けた女性芸人は、先輩・後輩を含めて沢山います。なかでも友近さんに対しては、毎年ネタライブを行うお笑いへの探求心、そしてコントのキャラ(水谷千重子・西尾一男など)を独り立ちされるほどの才能に、尊敬の念を持っています。また、森三中の大島さんのお尻を出す(出される!?)芸にも感銘を受けたと言います。果たして何人の女性芸人が、お尻を出して爆笑を取れるだろう?大島さんのあのお尻は天性のものだ!と思っていた近藤さんですが、ある日、大島さんがお尻にクリームを塗り、笑ってもらいやすく綺麗にケアされているところを目撃!陰の努力を惜しまない、先輩女性芸人の凄さを目の当たりにした瞬間でした。時代と共に、「芸」の範囲を考慮しなくてはなりませんが、愛のあるお笑い、そして何も考えずに笑える「芸」は、視聴者の方を勇気づけることで成立していくものだと、近藤さんは考えておられます。

 

 


(狛江市役所内・近藤さんの観光大使パネル)

〜狛江市観光大使〜

東京都狛江市出身で、28歳まで地元に住んでいた近藤さん。現在は狛江市観光大使を務めています。日本で二番目に小さい市でもある狛江市は、近くに多摩川が流れて、自然豊かな街。「絵手紙」発祥の地でもあり、駅近くの商店街には、絵手紙を飾っている店も多いそうです。近藤さんは狛江市観光大使として、平成から令和に元号が変わる際には、令和初日に狛江市役所で婚姻届を提出される方に、おめでとうと伝える役目(「スッキリ」内で加藤浩次さんから無茶振りされる)も果たすことに!実際に訪れると、番組を観た多くのカップルが狛江市に集まっていました。初めて狛江市に来たというカップルもおり、近藤さんは「少しは狛江市を広めることが出来たかな」と嬉しそうに語ってくださいました。

 

 

〜エウレカ(発見)〜

芸人になって気づいたことは、「どんな事があっても、後に必ず笑い話になるということ。」近藤さんがこのエウレカにたどり着いたのは、有名な成人式のお写真がきっかけ!


(成人式のお写真)

この写真を撮影した時、近藤さんは人生の区切りとなる成人式の写真がどれほど綺麗に撮れたか、楽しみにされていました。しかし、仕上がりの写真をワクワクしながら開いた瞬間・・・そっと閉じたそうです。「レゴの和風バージョンみたいな四角い人が私の訳が無い!他の人の写真が届いたんだ!」と、ご自身のお写真を受け入れる心の余裕が、20歳の近藤さんにはありませんでした。
時は流れ、この写真を初めてテレビで公表にしたところ、大反響を呼び、その後TV業界で引っ張りだこの写真となりました!
最後に、「当時は辛くても、後に笑い話になる。絶対に良い事が必ず待っているから大丈夫!」と力強く、説得力のある言葉を残して下さいました。

 

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PLAYLIST
  • 「TRY ME ~私を信じて~」
    安室奈美恵
  • 「TOKYO GIRL / Perfume」
    高橋名人
  • 「PADDLE」
    Mr.Children
  • 「BRIGHTER DAY」
    安室奈美恵
  • 「Make you happy」
    NiziU