PASSENGER DIARIES

EDC 営業日誌(過去のお客様)

2021年5月22日放送

Passenger

本仮屋ユイカ

本日のお客様は、本仮屋ユイカ様。
1987年、東京都出身。2001年にドラマ『3年B組金八先生』(第6シリーズ)で女優デビュー。2005年、高校3年生の時にNHK連続小説ドラマ『ファイト』のヒロインに。高校卒業後、日本大学藝術学部・演劇学科に入学。その後も、数々のドラマや映画に出演され、また女優業にとどまらず、2012年から『王様のブランチ』のメインキャスターを3年半担当、現在はTOKYO FM『Sparkle Life』のパーソナリティーを担当されています。さらに昨年には、YouTubeチャンネル『ユイカのラジオ』を開設され、川島ドライバーもファンの1人!本日は、最近グッと距離の縮まったお二人のドライブです!

 

 

〜本仮屋ユイカ×川島明〜

「林修のニッポンドリル」という番組で、何度か共演経験のあったお二人ですが、グッと距離が縮まったのは昨年、ハライチ・澤部さんの旅番組「なりゆき街道旅」でした。それまで、本仮屋さんは川島さんに対して、真面目でクールなイメージを抱いていたそうですが、丸一日のロケを共にしたことで、お二人は仲良しに!ロケの合間の移動も、本仮屋さんは川島さん・澤部さんと同じ車両で、カメラの回っていない時でも楽しく会話されていたそうです。この時、川島さんは“芸能人でこんなに心が綺麗な方がいるのか!”と改めて本仮屋さんの素敵な人柄に気付いたそうです。その後、本仮屋さんから「今日から友達ですよね!」とメールが送られてきた42歳の川島さん。忘れかけていた青春時代を思い出すような、そんなメールをさらっと送ってくれる本仮屋ユイカさんに、川島さんは驚きながらも、友情を感じるのでした。


(お遊戯会で、体調不良ながらも演技をする本仮屋さん)

 

 

〜本仮屋ユイカさんは芸歴24年目!!〜

本仮屋さんは幼少の頃、安室奈美恵さんに憧れていました。「将来は歌手になりたい!」と親御さんに伝えましたが、「歌手は向いてないからやめなさい」と諭されてしまいました。周りの友達は、親から将来の夢(プロ野球選手やお花屋さんなど)を応援してもらっているのに、自分は否定されてしまったと悩み、何になりたいか模索していました。するとお母様から、女優さんなら出来るよと言われたそうです。その時は”女優”の意味が分かりませんでしたが、TVに出て表現が出来る職業と知り、興味を持ち始めました。そして9歳の頃、自ら児童劇団のオーディションに応募し、見事合格して芸能の世界に。なので、今年で芸歴24年目。川島さんより先輩ですね!(麒麟は芸歴22年目)


(デビュー当時のお写真・10歳の本仮屋さん)

初めてテレビ出演した番組は「SMAP×SMAP」。LOVE AWARDという企画(過去のNG集や未公開映像を見て、SMAPの中で番組を愛しているメンバー・愛していないメンバーを決める企画)で、当時10歳の本仮屋さんは、スマスマキッズ(SMAPのメンバーに少しきつい・生意気なことをいう5人組)の1人として出演されました。特に覚えているのは、香取慎吾さんに対して強めの発言をした際、香取さんが怒るリアクションをされて、スタジオが爆笑に変わった瞬間。内心は“本当に怒らせてしまったかな・・・?” と香取さんにビビリつつも、スタジオがウケた感覚には手応えを感じました。この“ウケた”という感覚は、今でも快感になっており、様々な収録番組や記者発表の後には、マネージャーさんに「今日ウケた?」と芸人さんのような質問を必ずされているそうです。笑

 

 

〜金八先生〜

本仮屋さんは14歳の時、国民的ドラマ『3年B組金八先生』の第6シリーズに出演。本仮屋さんにとって、ドラマに出演する楽しさを改めて感じさせてくれた作品でした。卒業式の最後のホームルームの撮影は、台本には役名しか載っておらず、セリフは武田鉄矢さんご自身が考え、一人一人の生徒に思っている事をお話しされます。本仮屋さんは撮影前に何か準備が必要か、前シリーズに出演されていた風間俊介さんに相談したところ、とにかく水を飲んでおいた方がいい、と言われたそうです。何故なら武田さんの言葉で信じられないくらい泣いてしまうから。実際、本仮屋さんの人生で一番泣いた卒業式になったそうです。また、金八先生から掛けられた言葉は、「美保(本仮屋さんの役名)、その美しい鈴のような声で、人を励ますような人でいて下さい。」 この金八先生の言葉は、役の中だけでなく、当時、声にコンプレックスを抱えていた本仮屋さん自身の心の支えにもなりました。


(金八先生のオフショット)

 

 

〜日芸での経験〜

本仮屋さんは、NHKの連続テレビ小説「ファイト」のヒロインとして主演した後、日本大学芸術学部・演劇学科に入学されました。(川島さんにしてみれば、M-1を優勝した後に吉本養成所に入学するようなもの!)
9歳からこのお仕事をはじめた本仮屋さんは、同世代としっかり向き合う時間が少ないことに負い目を感じていました。学生時代、友達とのぶつかり合いなど、周りの皆が経験している時、本仮屋さんはお仕事の日々。同世代と向き合う経験は人として成長するために重要なことだと思い、大学を目指し、さらに日芸の中でも、より人と濃く向き合えると感じた演劇学科に入りました。入学当初は、朝ドラで主演をしていた本仮屋さんが同じ環境にいることに驚く同級生もいたそうですが、演劇学科の人たちは“本仮屋さんより自分の方が演技上手い!”と自信に満ち溢れている方がたくさんいました。リアルな学生生活を望まれていた本仮屋さんにとって、特別扱いされないその空間が心地よかったそうです。最終的に、演劇学科の熱すぎる方たちとは合わず(向き合えなかった・・・苦笑)、裏方志望(撮影などの)のコースの方と仲良くなられたそうですが、本仮屋さんにとってかけがえのない時間を過ごすことが出来ました。ちなみに、今でも大学時代のご友人とは親交があるそうです!

 

 

〜思い出の場所〜

本仮屋さんの思い出の場所は、大学の時に訪れたイギリスのロンドン。演劇学科・ミュージカル研究の先生が、生徒を募って研修旅行として連れて行ってくださいました。衝撃を受けたのは、演劇・舞台が身近にあること。チケットも取りやすく、予算に応じて席も選びやすい!まるでカフェにいくように気軽に、時間が空いたら舞台を観にいくことができるそうです!しかも観劇できるのは世界最高峰の舞台!なかでも舞台「ビリー・エリオット」(男の子がバレエダンサーを目指す物語)の主演の男の子があまりにも素敵で、本仮屋さんは人生初の出待ちをされたそうです。

もう1つの思い出深い場所は、タンザニアのンゴロンゴロ国立公園。2019年、NHK・4Kの生中継特番「アフリカ サファリツアー大中継 体感!野生動物の楽園」でこの地を訪れた本仮屋さん。台本では、ライオンが出た時のシミュレーションなどが書かれていましたが、相手は野生動物・・・生中継の時間内に現れるか分かりません。本仮屋さんは心配になり、「出てこなかった場合どうしますか?」とNHKのスタッフさんに聞いてみると、「それがリアルなので、それでも良いです。」と。さすがNHK!その潔さに感銘を受け、より頑張ろうと思えたそうです。番組の主軸は、「BIG5」と呼ばれる、特に人気の動物たち「クロサイ・ライオン・バッファロー・ゾウ・ヒョウ」を探す企画。シマウマやヌーなど他の動物を見つけても、あまり関心の無いスタッフさんに対して、内心では、”シマウマだって凄いのに〜”と思っていたそうですが、2日間のロケで見慣れてきた本仮屋さんも、終盤には”あ〜またシマウマか・・”と思ったそうです。笑


(見慣れてしまったシマウマとのお写真)

野生動物のありのままの姿を見て感じたことがありました。演技の世界で、自然体は皆さんから愛される演技だが、あるがままの姿を演じるとはどういうことか、と悩んでいた本仮屋さん。料理で例えると、採れたての土の付いた状態の食材は、“ありのまま”だけど食べたくはない。だからといって華美に調理を行うのは“ありのまま”では無い。そんななか野生の動物の姿を見たことで、動物としての美しさ・調和を保ちながら、本能に従って謙虚に生きることがあるがまま(自然体)なのだと感じたそうです。 このアフリカでの気付きは、俳優としても人間としても人生観が変わる出来事だったと語られます。ちなみに番組内では、BIG5のうちゾウにだけ会えたそうです。


(ンゴロンゴロ国立公園でのお写真)

 

 

〜YouTuber本仮屋ユイカ〜

昨年、YouTubeチャンネルを開設した本仮屋さん。撮影と構成はご自身で行なわれています。カメラの充電が切れたり、上手く画角に収めて撮影することができなかったり、カメラに映っていないのに食リポを続けていることも・・・編集をしてくださる友達の方には迷惑をかけているそうです・・・。ですが川島さん曰く、それが本仮屋さんの自然体であり、編集のツッコミも味があって、“これぞYouTube!”という内容。また、YouTube撮影を通してカメラが怖くなくなったそうで、YouTubeのノリでテレビに出そうになることがあるそうですが、そのゆる〜いテンションで地上波には出ちゃダメ!と川島さんから注意を受けました。笑 そしてYouTubeを始めてから、普段のテレビ撮影のスタッフさんの苦労がより感じられるようになり、改めて感謝の気持ちを持つことが出来たそうです。

 

 

〜本仮屋ユイカさんのエウレカ!〜

2018年公開の映画「ウルトラマンジード」で共演された俳優の青柳尊哉さんとのエピソード。当時、完璧主義だった本仮屋さんは、自分自身を追い詰めており、少し疲れ気味でした。そんな時、青柳さんから「何をそんなに疲れているの?」と聞かれます。相談もしていないのに見抜いてくれた青柳さんに悩みを伝えると、「ユイカの思っている完璧は別に完璧じゃないよ」とおっしゃって下さいました。この言葉を受け、“自分自身が思う完璧は、他人にとっては完璧では無い”と気付き、ありのままの自分で生きていこうと考えるようになったそうです。また、親友の方から言われた「ユイカは本当に自分のことが大好きだよね」という言葉も心に残っています。この言葉の真意は、“自分に対して真剣に悩み・困り・努力してあげられる人は、自分をとても大事にしている証拠だよ”という意味でした。ネガティブ思考な自分自身を認めてあげたら、ポジティブに変わるということを気付かせてくれる、親友ならでは言葉でした。

この2つの言葉を胸に、本仮屋さんはこれからも、ありのままの素敵な笑顔を私たちに見せてくれるのでしょう!

 

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PLAYLIST
  • 「ドライブ」
    ケツメイシ
  • 「ダイナマイト」
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  • 「おふくろさん」
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  • 「AMAZING LIFE」
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