PASSENGER DIARIES

EDC 営業日誌(過去のお客様)

2021年10月2日放送

Passenger

宮崎美子

本日のお客様は、宮崎美子様。
1958年、熊本県生まれ。1980年、週刊朝日「篠山紀信があなたを撮ります・キャンパスの春」に応募され、表紙モデルに起用されます。その後、「ミノルタ・カメラ」のCMに出演され、一躍話題の人に!同年には、TBS系ドラマ『元気です!』で主演を務め、本格的に芸能界デビューされます。
以降、数多くの映画やドラマに出演。2000年に出演した映画『雨あがる』では、「第24回日本アカデミー賞」優秀主演女優賞、「第43回ブルーリボン賞」助演女優賞を受賞されました。また、知性派タレントとして、バラエティ番組やクイズ番組でもご活躍されており、“クイズ女王”としても有名です!そして先日、9/29には歌手デビュー40周年記念アルバム『スティル・メロウ ~40thアニバーサリー・アーカイブス』をリリースされました!

 

 

〜最近のお話〜

宮崎さんと川島さんは数多くのテレビ番組で共演されておりますが、ゆっくりお話するのは今日が初めて!昨年12月には、「超お宝映像で振り返るM-1ランキング」でご一緒されました。お笑いも大好きと語る宮崎さんに「最近の推している芸人は誰ですか?」とお聞きしたところ、「誰だろうな〜、、でも、なんだろう、お笑い第七世代は・・今ちょっと・・・どうなんですか・・・?」と逆に質問を返されてしまった川島さん!笑 お笑い界へのリアルな意見を突然振られ、甲高い笑い声を車内に響かせた後、「一時、霜降り明星を中心に第七世代がチームとしてブレイクしましたね。勿論、実力者が揃っていますが、人気が先行した時もあったかもしれないですね。」とお答えに。すると、宮崎さんもご自身のデビューと第七世代が重なって見えたのか、「私もそうですが、勢いよくデビューした場合、その後が大事になってくる。維持という感覚よりも、新しいこと・自分の中から生まれてくることを大切にする必要がある。」と経験を語ってくださいました。「M-1グランプリ」を毎年欠かさずご覧になる宮崎さん。お笑いファンならではの愛のあるアドバイスと共に、第七世代の皆さんの益々のご活躍を期待されていました!
そんな宮崎さんは、様々なことに興味を持っていらっしゃいます。本日、来社の際には右手に『週刊少年ジャンプ』が!お好きな小説が漫画化されたそうです。また、最近『鬼滅の刃』にもハマっていたそうで、番組冒頭では鬼滅の刃の人気キャラ“伊之助”と“宇髄天元”への愛を語ってくださいました。気になる方は、radikoタイムフリーで聞いてみてください!とってもチャーミングなお声も聴けますよ!


(大学入学時の宮崎さん)

宮崎さんは昨年、芸能生活40周年を記念して発売したカレンダーで、ビキニ姿を披露!そのお綺麗なビキニ姿で世間の話題をさらいました。“年齢で何かを諦めることなく年相応に楽しむこと”を意識してこの企画に挑戦した宮崎さん。同世代の女性の方からもお褒めの言葉を頂けたのがとても嬉しかったそうです。
また、撮影されたのは篠山紀信さん。お二人のご縁は、宮崎さんが芸能界に入る前まで遡ります。1980年、当時熊本大学の学生だった宮崎さんは、就職活動を控えていました。そんな時、就職のPR材料になると思い応募したのが、週刊朝日「篠山紀信があなたを撮ります・キャンパスの春」でした。その初々しい美貌から、宮崎さんは表紙モデルに起用されたのでした。


(大学時代の宮崎さん)

そんなご縁から、40周年記念のカレンダーということもあり、無理を承知で篠山さんにお声掛けしたところ、週刊誌『週刊現代』の袋綴じページの企画も交えることで実現することに!宮崎さんは、カメラマンが篠山さんに決まる前は、公園などで自然体なお写真などを軽く撮影するイメージだったそうですが・・・「篠山紀信」×「週刊現代の袋綴じ企画」という組み合わせ!撮影の衣装は、自然と布面積の少ない方向へ流れて行きました。笑
撮影当日には、篠山さんに「美子さん、今日はグラビアなんですよ〜。ちょっと頑張ってもらわないとね〜」と言われたそうです。当初のイメージとは異なる形でのカレンダー撮影でしたが、水着のリクエストにも快く受け入れ、楽しく撮影に挑んだ宮崎さんのお人柄、篠山さんの技量で、素敵なカレンダーが生まれたのでした。このカレンダーは一時、Amazonカレンダーランキングで、昨年社会現象を起こしていた『鬼滅の刃』を抜いて1位に!この結果に川島さんも思わず「宮崎さんが1番の鬼ですよ!」とツッコまれていました。笑


(1歳の宮崎美子さん。阿蘇でのお写真)

 

 

〜芸能界へ〜

週刊朝日「篠山紀信があなたを撮ります・キャンパスの春」への応募は、就職活動のPR材料だった宮崎さん。表紙に選ばれた後も、芸能界へ進む気は無かったそうです。当時は、熊本にお住まいで、芸能界は遠い別世界だと感じていました。しかし、週刊朝日の撮影が終わった後、1本の電話が宮崎さんの元にかかってきます。内容は、「ミノルタ(現:コミカミノルタ)」のCMに出演しないか?というお誘いでした。当時、ミノルタはCMを素人の方で撮影したいと考えており、篠山さんから紹介して頂いたそうです。宮崎さん自身は、“春休みにバイトでサイパン(撮影場所)へ行ける!”という海外旅行気分だったと言います。撮影は、木陰でTシャツとGパンを、はにかみながら脱いでビキニ姿になるという内容で、CMは大きな反響を呼び、「あの美少女は誰だ?」と話題になりました。

同年には、TBSドラマ『元気です!』の主演に抜擢されます。主演に新人を据えるドラマ枠で、宮崎さんは演技経験がないまま全国放送で女優デビューを果たしました。この時はまだ、芸能事務所に所属しておらずフリーの立場。そしてドラマ終了後に、ご自身の演技に納得が出来なかった宮崎さんは、悔いを残したくないため芸能事務所へ所属することに。鮮烈なデビューから始まり、ものすごいスピードで芸能界を歩み始めることになったのです。
知的で清楚なイメージから、慎重に物事を考える人柄のように感じますが、意外と流れに身をまかすタイプの宮崎さん。そこには、“今しか味わえないものは今楽しみたい!” というポジティブなチャレンジ精神が強く影響していました。「石橋を叩いて渡るより、スキップして進むタイプ」とご自身を語る宮崎さん。女優デビューの翌年には、歌手デビュー!番組では、DJ小黒茂のコーナーで過去の宮崎さんの名曲を振り返りました。なかでも、近田春夫さんプロデュース曲『だからDESIRE』では、ラップを披露されています。1987年に発売された同曲は、「タカラ本みりん」のCMで披露したラップの評判が良く、その派生で出来た曲。40周年記念アルバム『スティル・メロウ ~40thアニバーサリー・アーカイブス』 Deluxe Edition(生産限定盤)に収録されています!皆さん是非聴いてみてくださいね!

 

 

〜思い出の場所〜


(モンゴルでのご馳走「羊の塩茹で」)

これまで様々な国に行かれている宮崎さんの思い出の場所は、お仕事で訪れたモンゴル!実際に現地の遊牧民の方と、“ゲル”と呼ばれる、伝統的な移住式住居で、夏と冬1週間ずつ過ごされたそうです。季節が変わる毎に、家ごと移動をする遊牧民の方々。そこには“無駄のない暮らし”があり、生きていくことの原点を見た気がした、と宮崎さんはおっしゃいます。
そんなモンゴルでは、1日に必要な水を汲みに行くためには、2キロほど進んだ場所へ荷車を引いて行かなければなりません。そこで活躍するのが犬!普段は何もせず、休んでいるそうですが、移動の際は犬が人々を先導してくれます。途中、別の家族が住むゲルの近くを通ると、そこで飼っている犬との会話が始まり、犬同士の話しがまとまるまで、人間は待っているそうです!笑
遊牧民の方々のご馳走は“羊の塩茹で”(上記写真)だそうですが、宮崎さんのお口にはあまり合わなかったそうで・・・“マヨネーズかマスタードがあればな〜”と思いつつ、普段の生活が恵まれていることに気付かされ、物事を見直す“きっかけ”にもなったそうです。

 

 

〜鉱物好き!〜

鉱物が好きな宮崎さん。今回のドライブに、お気に入りの“黄鉄鉱”と“十字石”を持って来てくださいました!黄鉄鉱はサイコロが2つ組み合わさり、鉄でコーティングされている様な見た目をしておりますが、天然モノです!


(実際に宮崎さんが持って来てくださった黄鉄鉱。)

また、十字石も、その名の通り、石に立体的な十字が入っており、とても天然のモノとは思えない美しさ!かつて、十字軍がお守りとして持っていたというお話もあるそうです。


(実際に宮崎さんが持って来てくださった十字石)

こちらの2つの石は、ミネラルショーと呼ばれる年に2回ほど行われる石の展示販売会でご購入されたそうです。そしてここで意外な事実が発覚!実は川島さんも、石の文化や奥深さに興味があるとか!なかでもお気に入りは、縄文時代を支えた黒曜石!ご自宅には大きな黒曜石を持っており、携帯電話の待ち受け画面も黒曜石!まさかの鉱物好きで共鳴されたお二人。黒曜石の産地として有名な長野県・和田峠に行った事がある宮崎さんに対して、まだ訪れた事がない川島さんはとても羨ましがっておりました!

 

 

〜歌手デビュー40周年記念アルバム
『スティル・メロウ ~40thアニバーサリー・アーカイブス』〜

先日、9/29に歌手デビュー40周年記念アルバム『スティル・メロウ ~40thアニバーサリー・アーカイブス』をリリースされた宮崎さん。生産限定盤の付属CDには、34年ぶりにレコーディングした新曲「ビオラ」が収録されていおり、ご自身で作詞も担当されました。歌手デビューされた時のディレクターが、今回プロデューサーとして携わってくださり、「ビオラ」の作詞はその方からの宿題だったそうです。「ビオラ」という花は、目立たないけど、そこに咲いているだけでみんなが和む花。「ビオラ」という楽器もバイオリンほど派手ではないが、その音色は合奏をまとめてくれる存在。そんな着想から宮崎さんは、「ビオラ」のような存在の人=“悩みを解決するわけではないが、そこにいて話を聞いてくれる人”を意識して作ったそうです。宮崎さんのピュアな歌声とメロディで、「映画のエンディングに流れてきたら泣いてしまう!」と川島さんも絶賛されたこの楽曲。宮崎さんの歌手活動の足跡とともに、新曲「ビオラ」も是非チェックしてみてくださいね!

 

 

〜宮崎美子さんのエウレカ(気付き)!〜

宮崎さんが人生で気付いたエウレカは「正直が大事ということ。そして、楽しみは幾つになっても見つけられる。」ということ。“楽しいと思ったことは、後回しにしても人生で必ずすることになると思う”とおっしゃる宮崎さんも、34年ぶりに新曲を歌い、最近はアニメにハマりました。常に何かを楽しんでいることが、若さの秘訣なのかもしれませんね!
そして、宮崎さんの次の目標は大谷翔平選手のようにホームランを打つこと!笑 今後、バッティングセンターでフルスイングしている宮崎さんを見かけることがあるかもしれません!

 

radikoのタイムフリーで聴く
PLAYLIST
  • 「炎の聖歌隊 [Choir(クワイア)]」
    桑田佳祐
  • 「炎」
    LiSA
  • 「いまのキミはピカピカに光って」
    斉藤哲夫
  • 「夕闇をひとり」
    宮崎美子
  • 「ビオラ」
    宮崎美子
  • 「ぼくらが旅に出る理由」
    小沢健二