PASSENGER DIARIES

EDC 営業日誌(過去のお客様)

2022年10月15日放送

Passenger

山崎怜奈

本日のお客様は、山崎怜奈様。
1997年、東京都出身。15歳で乃木坂46の2期生オーディションを勝ち抜きグループに加入。アイドル活動と並行して学業に励み、2020年に慶應義塾大学を卒業。同年10月からは、TOKYO FMで『山崎怜奈の誰かに話したかったこと』(月~木曜日午後1:00~2:55)のパーソナリティを務められています。
豊富な知識と適切なコメント力を生かし、クイズ番組や選挙特番にもご出演されるなど、多岐に渡り活躍されるなか、今年7月、乃木坂46を卒業。
今回は、大のラジオ好きで、この『土曜日のエウレカ』も聴いてくださっているという山崎怜奈さんと、ドライブに出掛けました!

 

 

 

〜ラジオ好き〜

ラジオ好きで有名な山崎さんは、ご自身がパーソナリティを務める、TOKYO FMのお昼の帯番組(月〜木 13:00〜14:55)『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』のオーディオコンテンツ「#あのラジオがすごい」で、この『土曜日のエウレカ』を紹介してくださいました!
https://audee.jp/voice/show/44225
放送作家の鈴木おさむさんから「エウレカは聴いた方がいいぞ!」と薦められ、番組を知った山崎さんは、川島さんのゲストへの接し方に感銘を受けたのだとか!『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』では、ゲストを迎え入れる側の山崎さん。ゲストによっては、“ちょっと、今回はまずかったかな・・・”
“楽しく帰ってくれたかな・・・”と不安になることもあるそうで、それを川島さんに相談すると、川島さんは「それはもう、自分が“楽しかったな〜”っていう顔で終わることが大事」とアドバイス。どんな状況であれ、ホスト側が笑顔で締め括るのがポイントだそうです!

山崎さんがラジオにハマったのは、大学受験で乃木坂46の活動を3ヶ月間休止された時。勉強に集中するため友人と遊ぶことを避け、さらに乃木坂のメンバーが出演している番組を観ると焦ってしまうため、テレビを観ることもやめていたそうです。息抜きも大事な受験期間、そこで救いになったのが地方ラジオでした。特に名古屋の放送局を聞き、地方のラジオスターの魅力にどっぷりとハマっていったそうです!幼少期から、お父様がよくカーラジオをつけていたためラジオを聞く習慣はありましたが、まさかradikoに課金する(radikoプレミアム会員になると、全国の放送局をエリア・フリーで聴くことが出来ます!)ほど好きになるとは思っておらず、さらには平日の帯でご自身がパーソナリティになるとは想像もしていなかったとおっしゃいます。しかし、いざやってみると、ラジオの方がテレビよりも性に合っているそうで、「私、顔が出てない方が“はっちゃけられる”タイプなんですよ。芸能界自体が、そもそもそんなに向いてないんじゃないかと思う・・・。笑」「ラジオでは、照れなんていらない!恥なんていらない!」と、ラジオに対する想いを語ります。また、「人間性が全部露わになるので、怖いところでもあるんですけど、“始まったら終わる”っていうのが決まっているので、自分を出し切ってやるしかない。」と生放送への覚悟も語って頂きました。
そして、この秋からは、大阪と名古屋のラジオ局で新たなレギュラー番組がスタート!大阪では、『塞王の楯』という歴史小説で直木賞を受賞された作家の今村翔吾先生と、名古屋では、CBCテレビの名物アナウンサー・永岡歩さんとタッグを組みます。実は、山崎さんが受験の時にラジオにのめり込むキッカケとなり、心の支えでもあった番組は、この永岡さんの『ナガオカ×スクランブル』という番組!憧れのパーソナリティと、ついに共演することになりました!
ラジオのレギュラー番組を3本持つことで、さらにお忙しくなる山崎さんですが、「もし来年の春から、もう2番組やってくれと言われたらどうします?」と川島さんに聞かれると、「・・・断らないかもしれない。パンサーの向井さん(多数のラジオ番組を担当中)が元気なうちは、私もラジオを頑張ろうって思ってるんです!」とお答えに。ちなみに、向井さんは「川島さんがテレビで元気なうちは、自分はラジオを頑張る。」と、意気込んでいるそうですよ!笑

 

 

〜乃木坂46〜

山崎さんは、15歳の時に乃木坂46の2期生オーディションを勝ち抜き、乃木坂46に加入されました。そのキッカケは・・・ある日、ご自宅のポストにソニーミュージックから“山崎怜奈”宛に1次審査通過のお知らせが届いていたそうです。身に覚えがない山崎さんが、お母様に確認をすると、勝手に書類を送っていたことが判明!ご自身の意思では無いため、そのまま参加しないことも出来ましたが、何もせずにスルーするのは山崎さんの性格に合わず、オーディションに参加することを決め、見事合格。合格者発表時にはこんな珍事が!若い番号から順番に合格者が発表されていくなか、山崎さんの番号は呼ばれず、飛ばされてしまいます。“ここで落ちるのか、私・・・。まあでも、高校で1度留学して、目標の大学を目指そう!”と、瞬時に気持ちを切り替えたそうですが、その直後、読み上げ係の方にある紙がすっと差し出されます。すると、「すみません。〇番も合格です。」と、まさかの呼び漏れが発覚!笑 その番号が山崎さんだったのです。一度は運命を受け入れ、次の目標へと気持ちを切り替えた矢先、合格が決まり、山崎さんのアイドル人生はスタートします。

 

 

〜山崎怜奈さんのマイ大事件〜

1つ目は、「9年半在籍していた乃木坂46時代、前半5〜6年は挫折ばっかりだったこと」
今の山崎さんのご活躍からは想像がつきませんが、実は、乃木坂46在籍中、表題曲の選抜メンバーに選ばれたことは一度もありませんでした。「最初の5〜6年はそのことをずっと気にしていて、応援してくれているファンの方にも罪悪感があった。」と振り返ります。しかし、5〜6年経った頃、“ここまでやり切って、試行錯誤しても状況が変わらないなら、好きなことを極めよう!”と気持ちを切り替えます。そして、日本史、クイズ、ラジオなど好きなことに力を入れ始めると、仕事にも変化が現れました!

2つ目のマイ大事件は、「クイズ番組Qさまへの出演」
クイズが好きになったキッカケは『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』への出演。出演が決まったのは収録の2日ほど前で、突然マネージャーさんから電話が掛かってきたそうです!初めて参加した回は、日本史を題材にした回で、得意分野ではありましたが、クイズ番組の経験が少なく、1問しか答えることは出来ませんでした。しかし、その後も番組に呼ばれます。「その時にコツコツ積み上げていって、“また次があったら答えたい!”という思いでやっていたのが、ずっと繋がって今に至る。なので、クイズ番組との出会いは、自分の自己肯定感を守ってあげられるモノの1つだったと思いますね。」と振り返りました。

3つ目は、『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』
この番組は、山崎さんが聞いたところによると、秋元康さんがラジオ好きの山崎さんをTOKYO FMに推薦したことで、決まったそうです。しかし山崎さんは最初、帯番組だと知らされていなかったのだとか!ある日、事務所の社長から、「TOKYO FMで、山崎のラジオが始まるみたいだけどどうする?」と連絡を受け、「やります!」と即答した後、「ちなみに、曜日と時間帯はいつですか?」と尋ねたそうですが、“色々調整がある”という理由で教えてもらえませんでした。曜日・時間帯、さらには収録なのか生放送なのかも分からない状態で、不安もありましたが、TOKYO FMといえば『SCHOOL OF LOCK』のリスナーでもあったので、嬉しさの方が勝っていたそうです。そして、番組が始まる1ヶ月半ぐらい前に、初めて番組のスタッフ陣と会い、具体的な番組内容が載った会議資料に目を通すと、その表紙に、「月曜〜木曜日13:00〜14:55」と書いてあり・・・山崎さんは心の中で、“いや、2時間だし!帯だし!生やないかい!!!”と、ツッコミます。笑 もちろん、番組が動き始めている以上、何も言うことは出来ず、やり遂げるしかない状況になった山崎さんですが、「仕事が無い時期も長かったから戻る選択肢は無い。ここから人生が面白い方に変わっていきそうだなっていう予感があった。」と当時の心境を語ってくださいました。こうして始まった『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』は、瞬く間に人気番組に!番組開始(2022年10月)の翌年6月に発売されたムック本「リスナーが本気で選んだ人気ラジオ番組完全ガイド」では、“毎日聞きたい帯番組部門”で1位を獲得します!

 

 

〜ボケ殺しの山崎!?〜

本日、山崎さんは川島さんに話したかったことが!
それは、“芸人さんがゲストに来た際、どう接するのが正解か?”ということ。
芸人さんのボケに気付けず、普通に褒めてしまったり、相槌で流してしまうことがあり、スタッフからは“ボケ殺しの山崎”という異名を付けられているそうで・・・。笑 川島さんは、「焼酎みたいなあだ名ですね。笑」と、ツッコミつつ、芸人の生態について、「芸人が、自分の好きなことを出来るのはネタの中だけ。だから、テレビやラジオで好きなことを出来ると思ってないから、“山崎さんのフィールドではこうなった”っていう楽しみ方があると思いますよ。」と解説し、ボケても“ほったらかし”のままで良いと伝えます。そんな話の流れから、話題は生放送の準備について。山崎さんは、ゲスト情報の事前準備について、パンサーの向井さんとよく相談し合っているそうですが、なかなか答えは出ず・・・川島さんの意見も参考にしたいそうです。“昔は準備が10でしたが、今は準備が6割で、その場での対応を4割にしている”という川島さんは、「CDを出されたり映画に出演していたら、それを聴いたり観たりするのは、迎える側のマナーかなとは思う。でも、手を抜く訳ではないが、物理的に準備が出来なくなる時が来る。」と、山崎さんの仕事量を見ても、その場で対応するバランスも大事だとアドバイスしました。そして、準備が出来ないほど忙しくなっても、しっかり寝て・美味しいご飯を食べることが何よりも大事だと熱弁!体を休めることで、オモシロイことが言えたり、ゲストへの対応が良くなると考えています。帯番組を担当しているお2人とって、まずは健康が第一ですね!

 

 

〜山崎怜奈さんのエウレカ!(発見・気付き)〜

山崎さんのエウレカは、“やっぱり最後は人だな”ということ。
今までの人生のなかで、結局何が原動力になったかを考えた時、“この人に会いたいから、この現場に呼ばれるように頑張ろう!” “学校で勉強がしんどくても、この人達が喋ってくれるから頑張って行こう!”など、原動力の根底には常に“人”がいたと言います。また、人の行動・言動を観察することで、“この人のこんな所が素敵だから真似しよう”と、自分自身の成長にも“人”が影響しています。人から学び、その学びを生かすことが出来る山崎さんならではのエウレカですね!
そして、今後の目標は「ブレイクしなくていいから、芸能界を細く長く続けたい。」とのこと。
新たに楽しいことを発見して挑戦したり、好奇心を絶やさないようにしていきたいとは思っていますが、地味でいいからコツコツと進んでいきたいと考える山崎さん。帯番組以外にも、新たな仕事が増えている状況ではありますが、昔からお世話になっている人や、ずっと続けている番組への想いは変わりません。リスナーやゲストと真摯に向き合う『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』は、山崎さんにとって、大事な居場所なのです。

 

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PLAYLIST
  • 「錆びたコンパス」
    乃木坂46
  • 「灯火」
    Vaundy
  • 「自由の彼方」
    乃木坂46
  • 「freebird」
    SMAP
  • 「フェリーチェ・ベアト」
    レキシ