PASSENGER DIARIES

EDC 営業日誌(過去のお客様)

2023年3月18日放送

Passenger

松田ゆう姫

本日のお客様は、松田ゆう姫様。
1987年、松田優作さん・美由紀さんご夫妻の末っ子として誕生。
2012年から、エレクトロニック・ミュージックユニット『Young Juvenile Youth』を結成し、音楽活動をスタート。2015年にはミニアルバム「Animation」がiTunesエレクトロニックチャートで7週連続1位に輝きます。テレビ番組にも多数出演されており、2021年4月からはTOKYO MX『5時に夢中!』の水曜日レギュラーコメンテーターに。また近年は、俳優業にも挑戦されています。そんな松田さんの、これまでとこれからに迫るドライブに出発しました!

 

 

〜謎に包まれたプライベート〜

松田ゆう姫さんと川島さんは、今回が初対面。どことなくミステリアスな雰囲気がある松田さんは、川島さんの「家でテレビとか見ます?」という質問に「テレビは持っていないんです。」と答えます。モニターはあるのですが、地上波のテレビは映らないそうで、ネットの配信番組なら観られるとか。それを聞いた川島さんが「僕のこと知ってます?」と伺うと…「もちろん、当たり前ですよ!“ラクダです。”の人ですよね?…違う?」と、まさかの答えが!笑 川島さんは、冒頭から炸裂した松田さんの天然ぶりに笑いが止まらなくなりつつも、「麒麟です。」とおなじみのフレーズで改めて自己紹介されていました。笑
また、元々はテレビ好きだった松田さんは、地上波でテレビを見ると、時間を忘れてずっと観てしまうから、それを制限するためテレビを置いていないそうです。現在の家での過ごし方を伺うと「ホテルを作ったりしてます。」と、またまた謎めいたお答えが。笑 再び困惑する川島さんでしたが、詳しく伺うと・・アプリの中でホテルを作っているのだそう! 「喋る順番がオカシイですよ!笑」とツッコむ川島さんは、ドライブ序盤から松田ワールドに引き込まれていました!

 

 

〜お芝居〜

松田さんにとって、最近の一大トピックスは“お芝居に挑戦したこと”。
高揚感が忘れられなくて、今は若干の燃え尽き症候群になっているほどだとか。ご両親は松田優作さん・美由紀さん、お兄様は松田龍平さん・翔太さんと、ご家族はお芝居の仕事をされている方ばかりということもあり、もともと興味はありましたが、“私には無理。”“おこがましい。”と、本格的にお芝居の仕事をすることは考えていなかったそうです。
過去に、芝居経験は何度かあるものの、今回の現場はセリフ量や出演時間も含め、ボリュームが過去最大。ですが緊張や恐怖、現場の過酷さ、身体的な辛さなどを全部引っ括めても、“楽しい”が勝ったと言います。 お芝居については、お兄様方に事前に相談することもあるそうで、「とにかく自分でいろ。」「いかにリラックスして現場に挑めるかが重要。」と、役者としてのマインドを教えてくれたそうです。
また、「現場の雰囲気に流されるな。」というアドバイスも!現場で、キャストやスタッフが仲良く喋っていても、喋りたくなかったら無理してしゃべらなくてもいい…というように、“人に合わして、無理してコミュニケーションを取るな。”と、自分らしくいることの大切さを教えてくれました。しかし松田さん、結局現場では楽しくなって、いろいろと話しているうちにセリフを忘れちゃったりもしたそうです。笑
こういったエピソードからも窺えるように、松田家は仲良し!大人なるにつれ家族全員で揃う機会は減っていくため、松田家は、それぞれの誕生日に4人で集まる時間を作るそうです。しかし、プレゼント選びは毎年大変。笑 “欲しいモノは持ってるだろうし、自分で買えるよなあ・・”という思いから、過去に、農家の方から貰った大量のゆずを、お兄様にプレゼントとしたところ・・「これ何?誕生日プレゼントとしては成立してないんだけど。」と、戸惑われたことがあるのだとか!笑

 

 

〜Young Juvenile Youth〜

2012年、電子音楽家のJEMAPURさんとエレクトロニック・ユニット『Young Juvenile Youth』を結成。楽曲すべての作詞とメロディー部分の作曲も担当され、ミュージシャンとしてデビューを果たします。松田さんは、もともと歌うことが好きで、音楽系の仕事に就きたいと思っていました。エレクトロニックというジャンルで活動されたのは、学生時代に周囲の方々が聴いていた音楽の影響が大きいそうです。
このデビューに至るまでの経緯について松田さんは、「Young Juvenile Youthを結成する前にも、色々とチャレンジしましたが挫折の繰り返しでした。そんな時、知り合いに様々なミュージックビデオを撮影している監督がいたので、作った音楽を聞いてもらい意見をもらっていたんですよ・・・・・・。あ、ちょっと待って、違うわ!」と、まさかの記憶違いが発覚!笑
「違うんや!これ何の話聞いてんの?真実をお願いします!笑 」と川島さんも軌道修正を手伝います。
ということで気を取り直し・・
正しくは、自主レーベルをされている方から「レコードを出さないか?」と誘われたことがデビューのきっかけ。そのため、デビューは12インチのレコードで、その発売イベントをきっかけにレーベルの方々と話せるようになり、CDの発売にも繋がったそうです。最初の話とは全然違いましたが…笑
音楽活動について、ご家族もとても喜んでくれたそうで、「ゆう姫だけ音楽の道に進んでいるし、音楽がめちゃめちゃカッコいい!」と褒めてくれました。


(こちらは、2019年発売のYoung Juvenile Youthのアルバム『DIALOGUE』です!)

 

 

〜5時に夢中!〜

松田さんは活動の幅を広げていくなかで、2021年4月からはTOKYO MX『5時に夢中!』に水曜コメンテーターとしてレギュラー出演されています。オファーが来た頃にはすでにバラエティ番組に出始めていた松田さん。『5時に夢中!』はずっと観ていた番組だったこともあり、レギュラーのオファーは純粋に嬉しかったそうです!
『5時に夢中!』のレギュラーコメンテーターといえば、マツコ・デラックスさんなどなどかなり個性的なメンバー。その中に入ることは楽しみだったそうですが、今も楽しんで喋れているかと川島さんが尋ねると、「はい…そうですね…。」と、歯に何か挟まっているようなお返事が!そして、「生放送って大変じゃないですか・・。」と本音がポロリ。その場で言ったことがそのまま発信されてしまうことや、限られた時間内で自分の考えをまとめて話す難しさを感じているのだとか。『5時に夢中!』は番組のファンの方がエッジの効いたことを求めている“少し異質な番組”ですが、松田さんは、話すことをあまり深く考えすぎないようにはしていると言います。コメントの難しさには、川島さんも共感していました!

 

 

〜MØの前座〜

今回、番組の事前アンケートで「人生におけるマイ事件」について伺ったところ、松田さんのお答えは「MØ(ムー)というアーティストの前座を任された。」というもの。 MØは、1988年、デンマーク生まれのアーティスト。10代の頃からパンクバンドで活動した後、MØとしてソロデビューし、2015年に客演参加したMajor Lazer & DJ Snake「Lean On feat. MØ」は、動画再生回数が24億回、楽曲総再生数がSpotifyだけで11億回を超える大ヒットとなっています。
当時、爆発的人気だった彼女の前座を、日本で松田さんが務めることになったのは、松田さんがまだ音楽活動を手探りでやっていた時期。当時の松田さんは、ライブの衣装一つとってもいつも戸惑っていたそう。しかし、MØは本番ギリギリにライブ会場にやって来て、松田さん曰く“すごくダサいスカートとTシャツ”を着ており、さらに、ライブ直前にも関わらず会場の前でタバコを吸っていました!しかし、ライブは圧倒的なパフォーマンス。そんな彼女の“誰の目も気にしない”というスタイルに衝撃を受けた松田さん。「“見なきゃよかった”って思うぐらいカッコ良かった。」と振り返ります。ちなみに、川島さんが「なんで松田さんが前座に?」と聞いたところ、松田さんは「なんだろう…私の音楽がめちゃくちゃカッコ良かったからですかね!」とカッコいいお答えを頂きました!

 

 

〜人生で思い出のドライブルート〜

松田さんはアメリカのピッツバーグに留学していた頃、当時のルームメイトと2人でオハイオまで数時間かけてドライブに行ったことがあるのだとか。お菓子を買い込んで、キャッキャ言いながら出掛けたドライブが、忘れられない思い出だそうです。
ここで、川島さんから「そもそも、留学のキッカケは?」という質問が。
高校時代はカナダで過ごしていた松田さんですが、そこから一度日本に戻り、アルバイトをしながら音楽活動を頑張っていました。しかし、なかなか上手くいかず、挫折してしまったのだとか。その頃、松田さんのご兄弟が芸能界デビューされたこともあり、他のご家族が上昇しているときに自分だけ下降していると感じ、耐えられなくなったのだそう。そこで、「大学に行かせてほしい。」とお母様に伝えます。アメリカの地名や大学がいっぱい載っている本を買ってきて、たまたま開いたページにピッツバーグと書いてあったことで、留学先を決めたのだとか。川島さんは「そんな“ダーツの旅”みたいな感じで選んだの!?」と驚いていましたが、当時の松田さんは“とにかく今いる現状から離れたかった”のです。
「留学して良かったですか?」と川島さんに聞かれて、松田さんは「良かったです。やっぱり人生違うと思います。」と答えます。性格もそれまでとは変わったそうで、“私だけ下降気味だ”とネガティブだった心も、留学して落ち着きました。しかし、留学生活を過ごしているうちに楽しくなり過ぎてしまい、最終的には“どんどんバカになっていってる感じ”だったそう。そして、留学して2年半ほど経ったころ、“私、何してるんだろう…ヤバいぞ・・!”と思い、日本に戻ることを決意しました。
こうして、拠点を再び日本に移すことになりましたが、留学の経験は松田さんの礎になっているのです。

 

 

〜松田さんのエウレカ!(発見・気付き)〜

松田さんのエウレカは、“右脳と左脳のバランス”。
バラエティ番組に出演し始めたころ、それまでの環境との違いに戸惑いが生じ、寝れなくなったり、急に泣いたり…と、情緒不安定な状況が続いたと言います。
ある日、翌日早朝からバラエティ番組の収録があり、眠りについたところ、悪夢を見てしまい、あまりの怖さに飛び起きた松田さん。夜中の2時頃だったにも関わらず、そのままパジャマの上にジャケットを着て、家の近くの大きな公園に走っていきました。その日の公園は大雨の後で、地面はビショビショに濡れている状態でしたが、公園イチの大木をとにかく探し回りました。そして見つけた大木に抱きついたそうです。客観的に見ると“変わった人”だという自覚はあったそうで、抱きつきながらも周りを確認するほどの冷静さも持ち合わせていましたが、そのまま10分ほど抱きつき続けます。すると、心がとても浄化され、すごく落ち着いたと言う松田さん。
木の匂いなど、直感的なモノ、右脳的なモノが枯渇していたと気付いたそうです。
バラエティ番組では、瞬発的な発想や、気の利いたコメントを求められ、“考えることばっかり”になっていた松田さんには、自然的なモノが必要だったのかもしれません。 そして、翌日からは仕事後に少し山の方に行くなど、意図的にリフレッシュするようにしたとか。この経験から、“バランスが崩れると、どんな人でもおかしくなる”と気付き、バランスを自分の中で見つけることの大切さを痛感したと言います。
ちなみに、川島さんが「最新の癒しスポット」を松田さんに伺ったところ…「一番は家から出ないことです。」とお答えに。思わず「真逆なこと言ってますよ!」とツッコむ川島さんに対して、「外に出なければ怖いことないですから。笑」と、直感的に答えを出す松田さんでした!笑
また、今後の夢は、いろんな役に挑戦すること。現在、芝居ロス気味の松田さんは、次々オファーが欲しいのだそう!先日まで取り組まれていたお芝居は映像作品だったそうですが、舞台のお芝居にも興味があるそうです!松田さんのさらなる活躍が楽しみですね!

 

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PLAYLIST
  • 「なんてったって春」
    サカナクション
  • 「キャメル」
    くるり
  • 「Anti Everything」
    Young Juvenile Youth
  • 「Final Song」
  • 「Weird Fishes/ Arpeggi」
    Radiohead
  • 「双子座グラフィティ」
    キリンジ
  • 「Hung Up」
    Young Juvenile Youth