世界遺産でもある日光東照宮、避暑地の那須高原、グルメでは宇都宮餃子など、観光資源がいっぱいの栃木県。この県を紹介するのは、RADIO BERRY FM栃木のアナウンサー・DJゆうにいこと渡辺裕介。
DJゆうにいは金曜日の朝の番組「FLYNG FRIDAY」（毎週金曜7：30～）を担当しています。本人からもコメントをいただきました。
「お休みの人にも、お仕事の人にも特別な存在である『週末』がより盛り上がるよう、県内のイベントやトレンド、芸能、最新カルチャーなど『つい誰かと話したくなるネタ』を豊富に展開する番組です。栃木県にゆかりのあるアーティストを推しまくる『TOCHIGIびいき』も必聴です。あなたの生活に役立つ(かもしれない)ネタを、ぜひフライングゲットしてください」
地元日光市出身、ネタには自信ありのDJゆうにいが紹介するスポットとは？

揚げたお餅が入る竜頭風お雑煮が人気の茶屋

最初に紹介するのは、奥日光を代表する滝である竜頭の滝（りゅうずのたき）。そして、滝を見ながら休める龍頭之茶屋（りゅうずのちゃや）です。
DJゆうにいの解説を聞きましょう。
「2つの流れが1つの滝つぼに落ちるさまが、龍のあたまのように見えることから名前の付いた奥日光三名瀑のひとつ。周囲には広葉樹も多く、四季折々のコントラストが実に美しく、遊歩道を登れば、滝を上から眺めることもできる。また、観瀑台に隣接する茶屋では、揚げ餅の入った『竜頭風おぞう煮』が名物。山菜も入った、ホッとする味で夏でも人気の一品です」

風光明媚な場所で、茶屋も江戸時代から続くという歴史を持ちます。龍頭之茶屋の店主・室根靖史さんにお話を聞きました。
「現在の場所に茶屋がうつったのは、私のひいおじいさんの時代で、昔は地獄茶屋という名で日光山志に載っていたそうです。先祖を数えると10代はいて、江戸時代から続いています」
文豪・幸田露伴も竜頭の滝を「好い瀧」と表しています。そんな景色を見ながら、どんなものが食べられるのでしょう。
「食事で人気なのは竜頭風お雑煮（600円）ですね。かつおとさばで出汁をとり、醤油味がついているところに揚げたお餅と山菜が入っています。もともとはまかないで作っていたんですが、評判がいいのでメニューに定着しました。ほかは、みたらし、おぐらの2種類がある施無畏（せむい）だんご（400円）。施無畏とは、施無畏者と呼ばれる観世音菩薩が由来で多くの人に安らぎをあたえるそうです。お茶処の旅情庵では、抹茶とひぐらし餅のセット（500円）が好まれています。ひぐらし餅は、豆乳を練り込んだコシのある餅で中にはこしあんが入っています。お土産では、さしみゆば、巻きゆば、栃の実せんべいなどが売れています」

竜頭の滝の周辺にも観光地が集まっています。
「このあたりだと魚と森の観察園で淡水魚がたくさん飼育されています。お子さん連れにいいところです。中禅寺湖の遊覧船からも男体山などが見られます。釣りをするお客さんもいらっしゃいますね。中禅寺湖スカイラインのドライブも楽しいですよ」

範囲を広げると日光には明治時代からの歴史を持つ金谷ホテルがあります。また、昔から外国人の利用が多かったため、老舗の洋食店も多いのです。室根さんは観光ルートも教えてくれました。
「県庁所在地の宇都宮から、このあたりまで1時間ほどです。宇都宮は、餃子も有名ですが、実はカクテルの街とも呼ばれ、バーも多くあります。昼間は竜頭の瀧を見て、夜はバー巡りをしてホテルに帰るのも1日でできますよ。竜頭の滝は、春はツツジが咲き、夏は避暑ができて、秋の紅葉にはたくさんのお客さんが来ます。冬の雪景色もキレイなんです。ぜひ一度お越しください」

子どもたちも大喜び!　動物に触れられる那須どうぶつ王国

3人の子育てもしているDJゆうにいが推すもうひとつのスポットは那須どうぶつ王国です。開園は1998年、東京ドームの10倍の敷地に600頭以上の動物たちが暮らしています。DJゆうにいからの絶賛のコメントが届いています。
「ホッキョクオオカミやスナネコ、マヌルネコなど、希少動物に間近で会える施設。さらに、猛禽類のバードショーや、オットセイのショーなどを通して、動物の生態を楽しみながら学べる。エサやり体験などでも動物たちの愛らしい姿に癒される。園内レストランのメニューには、生物多様性や環境保全のメッセージも込められている。とにかく量も質も非常にハイレベルな動物園！」
愛らしい動物たちを近くで見るだけで癒やされそうです。那須高原には、ほかにも牧場や温泉などもあり、観光ドライブには最適なところ。のんびり気分で安全なドライブをお楽しみください。