ボクの宿主は28歳、町内会長の朗さんです。
えっ、ずいぶん、若い会長さんだって?
実は、この地域は、お年寄りばかり。
「人材不足」って、やつなんだよね。
朗さん「こんにちは〜! 井上のおばあちゃ〜ん」
井上さん「は〜い」
会長さんの仕事のひとつは、高齢者の見守り。
時々、訪問しては、電気の付け替え、家具の移動、なんでもお手伝いしているんだ。
同級生は「エライ」って言ってくれるけれど、自分が育った地域に、恩返しのつもり。
それに…。
朗さん「あ、おばあちゃん、いたいた」
井上さん「はーい」
朗さん「すぐ出てこないから、心配しちゃったよ」
井上さん「ごめんなさいね〜。これを、あなたに持って行ってもらいたくてね〜」
そう言われて、差し出されたのは、手作りの筑前煮。
実は朗さん、行く先々で、いろんなおかずをもらっているんだ。
井上さん「だって、あなた、独身なんだもの。
ちゃんと食べているのか、心配なのよ〜」
あは! 結局は、お互い様。
みんな、見守ったり、見守られたりして暮らしているんだよね。
朗さん「おばあちゃん、いつもありがとね〜」
ボクら乳酸菌も、みんなの健康を見守っているよ。
番組は今日で最終回。でも、ずっとずっと、そばにいるからね。
じゃあ、これからも、素敵な毎日を!