語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2016年01月17日(日)

結婚50年の絆

ボクの宿ぬしは、70歳のさゆりさんです。

夫の信吾さんと結婚して50年。もうすぐ金婚式。
今日は、孫たちがフォトアルバムを作ってくれるというので古い写真を整理しています。
結婚式の写真には白無垢に角隠しのさゆりさんが。
宿主:「憧れの花嫁衣装、うれしかったなぁ〜」
とさゆりさんが言うと…。
信吾:「角隠しとはよく言ったもんだよなぁ〜。花嫁衣装を脱いだ途端、酔っぱらってるオレに角立ててたもんな〜」
と、からかう信吾さん。

新婚旅行の写真を見て思い出すのは、列車で食べた冷凍みかん。
宿主:「お互いに食べさせあったの、覚えてる?あれ、恥ずかしかったわよね〜」
信吾:「オレは冷凍みかんが歯にしみて、それどころじゃなかったよ。」
懐かしい写真なのに、ちゃかしてくる信吾さんにさゆりさんは、ちょっぴりイライラ。

でも…。

宿主:「ねぇ、あの写真は…」
信吾:「あぁ、それならこの間、書斎で見てたから机の引き出しじゃないか」
あは!"つうと言えば、かあ"。
こんなこともあるから、夫婦っていいよね〜。
さゆりさん! 結婚50年、ふたりで育んできた絆は、最強じゃない?!

ボクら乳酸菌も、みんなのおなかの中で、健康との絆をしっかり育んでいるよ。
つうと言えば、かあ。
健康と言えば、ボクら乳酸菌!

じゃあ、また、日曜のお昼に。