語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2016年01月24日(日)

受験生の火付け役

ボクの宿ぬしは、48歳。
高校受験を控えた勝くんのお母さんです。

受験生の親は大変で、お母さんも日々、気をもんでいます。
あれは、去年の夏のこと。
勝くん:「ボクは今の自分が入れる学校でいいや」
受験に対して消極的な勝くんに、思わず…。
宿ぬし:「“入れる学校”じゃなくて、“入りたい学校”なんじゃない?」
って、言ってしまったんだよね。
でも、受験するのは勝くん。
親の希望を押し付けてはいけない…って、わかってはいたけれど、つい口走って…。

それからは、ただただ、見守るだけの日々。
ところが、冬休みのこと…。
勝くん:「お母さん、あのさ〜。塾の入試直前講習に申し込みたいんだけど…。」
えっ?!今、なんて?
勝くん:「いろいろ考えてさ。志望校、変更したんだ…。お母さんも協力してよね!“火付け役”なんだから!」
あは!お母さんの気持ち、ちゃんと勝くんに伝わっていたんだね。
宿ぬし:「うんうん! 夜食とお弁当は、奮発するからね!」
お母さん!泣くのはまだ早いよ!
涙は合格までとっておかないと!
試験まであと少し。もうひとふんばり!

ボクら乳酸菌も、受験生を応援しているよ。
風邪をひかない元気なカラダづくりで、みんなの合格をサポートしていくからね!

じゃあ、また日曜のお昼に!