語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2016年04月03日(日)

親になるということ

ボクの宿ぬしは、生後3日の男の子です。

宿ぬし:「オギャー!オギャー!」

産まれた瞬間、パパもママも大喜び!
でも今日になって、ママは4月1日生まれってことが、気になりはじめたみたい…。
ママ:「だって究極の早生まれだよ。小学校に入学したら、同級生の子と発育の差で苦労するかも…」
そうか。
誕生日が4月1日か2日かの1日違いで、入学する年は1年違うんだね。
日本の法律では、4月1日生まれは学年がひとつ前倒しなんだ!
パパ:「でもさぁ〜、発育なんてそれぞれなんだから、他の子と比べても意味がないんじゃない?」
そうそう、パパ。そのとおり。
パパ:「赤ちゃんの可能性は無限大だからさ。ホラ、見てよ!この子だって、たった3日でおっぱい飲むのがこんなに上手になってる!」
ね!すごいよね〜!
パパ:「教えたわけじゃないのにな。だからさ。親は根気よく見守る!これが大切なんだよ」
あは!パパ、わかってる〜!
ママ:「見守る…かぁ〜。簡単そうで簡単じゃないけど…、親になるって、そういうことなんだよね〜」
あっ!ママ、やっと笑顔になったね!
ママが笑うと、赤ちゃんも嬉しいんだよ!
これからもおっぱいをいっぱい飲んで、グングン大きくなるからね!

赤ちゃんの健康もボクら乳酸菌に任せて!
生まれた時からずーっと一緒。おなかの中から見守っていくからね。

じゃあ、また、日曜のお昼に。