語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2018年02月04日(日)

〜たかが語呂合わせ、されど語呂合わせ〜

ボクの宿主は15歳。
受験生の春ちゃんです。

今日は、志望校の面接日。
もう朝からガッチガチ。
宿主:「はぁ〜、緊張する〜」
会場に向かう足取りもおぼつかず…春ちゃん、大丈夫?
ホラ、もう学校に着いたよ。
受付の男性:「はい、川上春子さん。頑張って下さい」
受け付けの方に手渡された受験票。
宿主:「受験番号1515番…かぁ」
小さな受験票をじっと見つめる春ちゃん
すると…。

宿主:「これ…、1515(いちごういちごう)で、行こう行こうだ…」
あれ?春ちゃん、どうしたの?
宿主:「この高校に“行こう行こう”。面接も練習通りに“行こう行こう”ってこと?これってなんかラッキーだし、私、イケるかもしれない!」
あは! 春ちゃん、急に顔つきが明るくなって、緊張がほぐれたみたいだね〜。
たかが語呂合わせ、されど語呂合わせ。
何事も前向きに!
さ! その調子で、面接、頑張ろう!

男性試験官:「受験番号1515番、中へお入りください!」
宿主:「はい!」

ボクら乳酸菌は、おなかを元気にして、受験生の背中を押すよ!
緊張をほぐして、頑張ってほしいな。

じゃあ、また日曜のお昼に!