語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2018年02月11日(日)

〜5枚のビスケット〜

ボクの宿主は41歳。
受験生のママさんです。

夜、娘さんにココアを作る時、思い出すのは、ママさんが受験生だった頃のこと。

宿主:「そういえばお母さんも、よくココアとビスケット、持ってきてくれたな〜。でも、あのビスケット…、なんで、いつも5枚だったんだろ?」
ふと、そんな疑問が湧いて、同じビスケットを買ってみたママさん。
大きな袋から出てきたのは、アルファベットが一文字ずつ象られた、英字ビスケット。
宿主:「なにかの英単語だったのかな…?」
そういいながら、英字を並べはじめたママさん。
しばらくすると…。

宿主:「F、I、G、H、T、…FIGHT!もしかして、これかなぁ?!」
確かに、さりげない応援なんて、お母さんらしいじゃない?!
宿主:「あの頃は深く考えていなかったけど、今ならお母さんの気持ち、すっごくわかるかも。FIGHT、うん、絶対、これだよね!」
あは! 母になってわかる、母の気持ち。
ママさん、天国のお母さんに、改めて感謝だね。
宿主:「お母さん、ありがとね☆」

ボクら乳酸菌も、おなかの中から応援しているよ。
受験生のみんな、ファイト!! ファイト!!
じゃあ、また日曜のお昼に!