語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2018年07月08日(日)

ママは心配性

ボクの宿主は18歳。
車の免許をとったばかりのタイスケくんです。

タイスケ:「ホラ、行くよー」

ママさん:「あー、待って待って。
はい、お待たせ〜。じゃあ、出発!」

今日はママさんと、はじめてのドライブ。

免許とりたてのタイスケくんを心配して、ついてくるんだって!

タイスケくん、なんか、やな予感です。

ママさん:「はい。左から車来てまーす
まだまだまだ〜・・・・・・はい、右折!
右にきって、はい戻して…」

ほら、やっぱり。
横からいろいろ、ウルサイんだよね。

タイスケ:「わかってるよ!少しダマっててくれないかなぁ〜」

わぁ!ちょっとキツめの言葉、言っちゃった。

すると…。

ママさん:「ごめ〜ん。でも・・・、
その横顔、若い頃のパパに似てて、カッコイイ…」

全然、反省してくれないママ!

ママさん:「だって、もしタイスケに彼女ができて、
助手席に乗せることになったら、心配でしょ〜」

ん?心配なのは、運転?それとも彼女のこと?

まぁ、どっちにしても、
しばらくは、ママ同伴のドライブからは、逃げられないかもね〜。

ボクら乳酸菌が心配しているのは、みんなの健康。
ボクたちは、おなかの中にいて、常に一緒だからね。
じゃあ、また、日曜のお昼に!