語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2018年08月05日(日)

幸せの白い洗濯物

ボクの宿主は43歳。
毎日の洗濯にヘトヘトなママさんです。

パパに加えて、育ち盛りの息子が3人。
洗濯物の数は、ハンパないんだよね。

しかも…。

ママさん:「ほら、早く、練習着出しなさい!
もう、お願いだから、濡れたものを一緒にしないで〜」
あーーー、靴下、まるまってるし、
ポケットにティッシュが入ったままだぁ」

我が家の男子たちは、洗濯に非、協力的。
ママさんの大変さが、全然わかっていないんだよね。

パパ:「いってきま〜す!」
長男:「いってきま〜す!」

彼らが出かけても、ママさんは、ひとり、洗濯です。

ママさん:「はぁ〜、いやんなっちゃう」

洗濯ジワを伸ばして、ハンガーにかけたり、
日焼けしないように、裏返しにしたり。

こういう細かい作業が、面倒くさいんだよね〜。

でも…。

真っ青な空のもと、ズラ〜っと並ぶ、真っ白な洗濯物!

ママさん:「はぁ〜〜、しあわせだなぁ〜」

あは!結婚して、家族が増えて、
洗濯物と同じぐらい、幸せも増えたママさん。
ママさんにとって、洗濯物の数は、幸せの数、なんだよね。

ボクら乳酸菌も、増えれば増えほど、幸せなんだ。
乳酸菌の数は、幸せの数。

じゃあ、また、日曜のお昼に!