語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2018年09月16日(日)

シルバー世代でも新人

ボクの宿主は65歳。
今日から近所のスポーツクラブに通い始める、美保子さんです。

「この歳で」って思うけれど、
旦那さんを亡くして、ふさぎこみがちな美保子さんを心配して、
お孫さんが勧めてくれたんだよね。

女性:「おはよございますぅー!」
男性:「どうも、おはようございます。きのうのラジオ聴きましたか?」

オープン10分前。ちょっと早すぎ…? 
でも、ドアの前は、すでに行列!
しかも、並んでいるのは、年配の人、ばっかりだぁ!

女性:「あら、そのシャツ、素敵じゃない」
男性:「いやぁ、娘からのプレゼントで。敬老の日祝いです。」

ロッカールームは、あちこちで、かしましい声。
圧倒されて、オロオロする美保子さん。

すると…。

白髪の女性「もしかして新人さん?
ほら、ここのロッカー、空いてるわよ」

声をかけてくれたのは、白髪の女性!

白髪の女性: 「ここに初めて来た人は、シルバー世代でも新人よ!
わからないことがあったら、なんでも聞いてね!」


あは!
いくつになっても、何かを始めれば、新人かぁ。
それに…。

白髪の女性: 「あっ、ちなみに、今日のインストラクターは、イケメンだからね!」

女性は、いくつになっても、乙女、なんだよね!

ボクら乳酸菌も、新しいお仲間、大歓迎!
新入りさんと一緒に、みんなの健康を見守るよ。

じゃあ、また、日曜のお昼に!