語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2019年04月14日(日)

幸せの宝探し!

ボクの宿主は26歳。
会社を辞めたくなっているノボルさんです。

ノボルさん:「だって〜」


ノボルさん:「春眠暁を覚えず。朝は眠いし」

満員電車は辛いし、

ノボルさん:「これが、まだ30年以上も続くと思うと…、
明日にでも辞めたいよ〜」

あ〜あぁ、後ろ向きだね〜。

ホラ、見てみて!新社会人は、みんなキラキラしてるじゃない!
ノボルさん:「だから、余計に辞めたくなっちゃうんだよ。3年働いて、これかってね。」

ところが、しばらくすると…。

ノボルさん:「アレ、富士山?」

ノボルさんが、走る電車の窓からふいに目にしたのは、
紛れもなく、富士山!

ノボルさん:「えー、ほんの一瞬だったけど、今の、富士山だったよね。
へー、この路線から、富士山が見えるなんて、
今まで気づかなかったなぁ〜。」

そうそう、
みんな、イヤなことには敏感だけど、幸せには鈍感だからね。

ノボルさん:「富士山見ると、なんか元気になるよね。明日も見えるかな〜?」

あは!ノボルさん、ちょっぴり前向きになったみたいじゃない?

毎日、小さな幸せを感じていれば、
きっとその先に、大きな幸せが待っているよ。
毎日が、幸せの宝探しなんだ。

ボクら乳酸菌は小さいけれど、大きな幸せを届けているんだよ!
健康っていう大きな幸せを!

じゃあ、また、日曜のお昼に!