語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2019年05月19日(日)

今っぽい仕事

ボクの宿主は、22歳の山田ナルミさんです。

実は彼女、就職活動にてこずり、
地元に戻って、人生を模索中。

ナルミさん:「お父さんは、実家のお米屋さんを継いで欲しいみたいだけど…
私は、もっと今っぽい仕事がしたいんだよね〜。」


今日は、お父さんと一緒に配達へ。
渋々付き合うナルミさんです。

お父さん:「まいど〜、山田米店です!
中村さん、体調どう?食欲でてきた?」

お父さん:「野村のおじいちゃん、ヒザは大丈夫?」

お父さん:「田中さん、血圧の薬、ちゃんと飲んだ?忘れてない?」
配達先で、お客さんの体調を気遣うお父さん。
実は最近、一人暮らしのお年寄りがいっぱい!
お父さんは、お米の配達をしながら、見守り活動もやっているんだって!

お父さん:「山田さんには、いつも世話になってね。
みんな、山田さんに会うと元気になるんでね〜。」

ふぅーん。お父さんがこんな風に地域の役に立っているなんて、
誇らしいね。

あれ?ナルミさん、ちょっと聞いてる?

ナルミさん:「お米だけじゃなくて、オニギリとかお弁当の移動販売車って、
ウチで、できないかな…」

あは!ナルミさんたら、アイディアが湧き出てきたかも。
今っぽい、これからの時代のお米屋さん、
考えてみるのも悪くないんじゃないかな?

ボクら乳酸菌は、健康の見守り活動をやっているよ。
おなかの中の活性化は、ボクらに任せてね!

じゃあ、また、日曜のお昼に。