ボクの宿主は43歳の麻美さんです。
麻美さん:「ただいま〜、おじゃましま〜す!」
久しぶりの実家。
今日は父の日だもんね。
お父さん:「おー、来たか! 待ってたぞ、麻美!」
77歳のお父さんは、今日も元気!
現役時代は仕事人間で、
家のことはお母さん任せっきりだったけれど…。
一人暮らしになった今は…。
お父さん:「今日は本を見て?エビのしんじょ揚げに挑戦してみたんだ!
筑前煮もあるから、いっぱい食べてけよ」
すっかり料理にハマっています。
麻美さん:「わぁ、美味しい〜。
お父さん一人暮らしになって、ちょっぴり心配だったけど、
これなら安心だわ〜」
そう言って、お父さんに目を向けると、
あれれ、ぬか床をかき回すお父さんの背中が、思ったよりも小さいね。
麻美さん:「お父さん、トシとったね」
思わず声が出る麻美さん。
すると…。
お父さん:「当たり前だろ! オレは生きてるんだぞ!」
あは! 生きているからトシもとるし、
カラダも変化するんだよね。
だから、親孝行は思い立ったが吉日!
麻美さん:「お父さん、今度は私が、お母さんの味を教えてあげるよ」
ボクら乳酸菌も生きているんだ!
変化が心配じゃなくて、安心になるよう
寄り添っていくからね。
じゃあ、また、日曜のお昼に。