語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2019年09月15日(日)

新米の味・おとなの味

ボクの宿主は13歳の達郎くんです。

この連休は、パパが出張で、ママとお留守番。
超〜、退屈しています。

ママさん:「達郎、ご飯だよ〜。」

ママは、パパがいなくて伸び伸びしているみたいだけど…。

ママさん:「じゃぁーん! ごはんバイキングーーーー!!」

達郎くん:「ごはんバイキング?」

ママさん:「そ! ごはんに、生卵でしょ、海苔の佃煮でしょ、シャケのふりかけに、納豆!
まだまだ、いっぱいあるんだよ、ごはんのおとも」

超、手抜き料理ばっかり!
パパがいないと、これだもんね〜。

でも、文句を言ったらママに怒られるし、ご飯をひと口。

すると…。

達郎くん:「な、なに?これ? 超美味しいじゃん」

ママさん:「なにこれ?って、田舎のおじいちゃんが作った新米だよ。
毎年、食べてるじゃない。昨日届いたんだぁ。」

達郎くん:「えーー! 新米って、こんなに美味しいんだっけ?」

達郎くん、やっと新米の美味しさがわかるお年頃になったみたいだね。

達郎くん:「これなら白めしだけで無限にいけるし、納豆にラー油をかけて…、うん、味変して面白いね!」

あは! これで退屈な連休も楽しくなったんじゃない?

でも、その食欲、ほどほどにしないと、実りの秋は、始まったばかり!
ボクら乳酸菌は、みんなのおなかが心配なんだ。
暴飲暴食には、気をつけてね!

じゃあ、また、日曜のお昼に!