語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2019年12月01日(日)

時間の目盛り・ふたりのメモリー

ボクの宿主は29歳の美咲さんです。

来年の手帳、1ヶ月の見開きタイプにするか、1日、1日、時間の目盛りがついたタイプにするか、悩み中です。

美咲さん:「ねぇ、これとこれ、どっちがいいと思う?」

隣にいるのは、彼氏の亮太さん。

美咲さん:「今年は時間に追われて、仕事以外、何してたかさっぱり覚えてないんだよね〜。」

あは! 彼氏としては、聞き捨てならない言葉だね。

すると…。

亮太さん:「じゃあこっち、時間の目盛り付きがいいよ!」

ズバリ、提案する亮太さん。

亮太さん:「予定のはじまりと終わり、時間を意識して手帳に書き込めば、隙間の時間を見つけやすくなるし、時間の大切さを実感して、有効に使えるようになると思うんだよね。」

美咲さん:「ふーん、そんなもんかなぁ。」

亮太さん:「それに、来年は二人にとって記念すべき年にしたいと思ってるしさ。忘れられちゃ、かなわないかな、って」

美咲さん:「えっ? それって、もしかして…」

美咲さん、プロポーズだよ、プロポーズ! 驚いたね〜。
返事はどうするの?

美咲さん:「じゃあ、来年の手帳は、時間の目盛り付きかな〜。」

あは! ってことは、婚約成立!
来年は結婚準備で、“2人のメモリー”も増えそうだね。

時間管理は手帳で、健康管理はボクら乳酸菌に任せてね!

じゃあ、また、日曜のお昼に!