語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2020年01月12日(日)

ひと皮むけたよ!二十歳の旅

ボクの宿主は、双子のお姉さん、多津子さんです。

今日から3泊4日、グアムの旅。
二十歳になった記念に、双子の妹、奈津子さんと2人だけで初めての海外旅行です。

飛行機もホテルも、すべて二人で調べて予約。
電子辞書片手の挑戦。
何ごともなければいいね〜。

ところが、グアムの検疫カウンターで、スーツケースを開けて質問されることに。

多津子さん:「What's this? って、えーーと。This is…筆ペン? いや、Traditional penかな? ええっ! Why liquid? なんで液体かって?」

あれれ、多津子さん、大ピンチ!

奈津子さん:「あー、もう、多津子ったら、なんで筆ペンなんて持ってくるのよ〜」

妹の奈津子さんもパニックだね。

多津子さん:「だって、現地の人に書道を披露して友達になろうと思ったんだもん!」

あは! いいアイディアだけど、筆ペンは外国の空港職員さんには珍しいんだよね。

初めての海外旅行は、このあともハプニングの連続。
やっと家にたどり着くと…。

お父さん:「お! 二人とも、一皮むけた顔になったね〜。ハハハ(笑)」

お父さんは大笑い。
二人の二十歳の挑戦は、大人への大きな一歩になったね。

多津子さん:「もう、ホント、大変だったけど…」

多津子さん・奈津子さん:「楽しかったよね〜」

ボクら乳酸菌は、世界でも活躍しているよ。
新成人のみんなにも、知ってほしいな!

じゃあ、また、日曜のお昼に!