語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2020年02月02日(日)

就職はお見合い

ボクの宿主は、45歳の女性、
ハローワークに通う佐渡(さわたり)さんです。

マネージャーとして勤めていた芸能事務所が解散。
再就職先を探しているんだよね。

佐渡さん:「はぁ〜、やっぱりこのトシで正社員はキビしいかなぁ〜」

キャリアをいかして芸能事務所に再就職したいけれど、連戦連敗。

佐渡さん:「一寸先は闇かぁ」

すると…。

男性職員:「少し視野を広げてみませんか?」

アドバイスをくれたのは、ハローワークの職員さん。

男性職員:「長年マネージャーをしていたのなら、佐渡さんには営業力があると思うので、他の業界の営業職も探してみましょうよ!」

佐渡さん:「営業かぁ〜。あんまり考えていなかったけど…。
ここで諦めたくないしなぁ〜」

あは! 佐渡さん、光が見えてきたんじゃない?

それから数ヶ月。

佐渡さん:「こんにちは〜! 山田商事の佐渡です!」

無事、正社員として就職した佐渡さん。
今は、バリバリの営業ウーマンです!

佐渡さん:「就職はお見合いみたいなもので、ダメなのは自分じゃなくて、会社との相性なんだよね。
今は、新しいステージに立ってるって感じだなぁ〜」

あは! 45歳での挑戦は、大成功だったね。

ボクら乳酸菌は、いくつになっても諦めない気持ちを応援しているよ。
ボクらとみんなの相性は、バッチリなんだ!

じゃあ、また、日曜のお昼に!