語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2020年03月15日(日)

チャレンジの階段

ボクの宿主は、30歳の男性、祐樹さんです。

高校を中退した頃から、嫌なことがあると逃げてばかり。
仕事も続かず、引きこもるように…。

祐樹さん:「はぁー。このままじゃ、ダメだよな〜」

わかっていても、怖くて、不安で、何もしない日々がただただ過ぎて行くんだよね。

そんな祐樹さんが…。

祐樹さん:「よし! 今夜こそ…」

ある日の夜、心の中で決意したのは…。

女性店員:「いらっしゃいませ!」

小さな小さなチャレンジです。

女性店員:「1560円です!」

祐樹さん:「あ、レ、レ…、レジ袋、いらないです」

えっ!? これがチャレンジかって思ってる?
でも、これが、祐樹さんにとってのチャレンジ!
「今まで、したことのないことをする」
祐樹さんはそう決めて、ついに動き出したんだ!

この日を境に“はじめて”を繰り返す祐樹さん!
今では、小さなチャレンジが階段のように積み重なって、高〜い壁も乗り越えられるように!

大きなことをするだけが、チャレンジじゃないんだよね。

ボクら乳酸菌は小さいけれど、力を合わせてチャレンジしているよ!
小さくても大きな存在、それが、ボクら乳酸菌なんだ!

じゃあ、また、日曜のお昼に!